2011年11月15日火曜日

#27 ハイブリッド

いよいよ、冬な感じである。

ここのところ、東海新報の1面には、大船渡市復興計画と市民の反応について連載記事が載っている。非常によい視点で書かれた記事なので、必ず目を通すようにしている。
気温が低くなり、クルマの暖房があまり効かなくなってきた。エンジンが温まるまで少し時間がかかる。
今日の市役所屋上非ライブカメラは南向き。輝く大船渡湾が美しい。
今日は24年度当初予算の資料として、設計書の作成に取り掛かる。K係長のマシンを借り、積算システムを起動する。見覚えのある画面が立ち上がってきた。
三重にいるときは、誰かが作った設計書を参考に組み立てることができたが、ここではそうはいかない。

操作自体は全く変わることはなく、代価や特殊単価に使うコードも同じで、特に戸惑うことはない。むしろ、こちらの積算システムの方が優れている点が多い。
例えば、特殊単価についてはExcelに入力したものを一括でアップロードできたり、入力中に積算が自動で行われたり、印刷の順番を任意で設定出来たり。除雪系の単価がたくさんあることには地域性を感じる。
システムに入力しながら、どういったものを適用すればよいのか、積算の組み立てについて試行錯誤するものの、何とか午前中にベースとなる設計書ができた。

今日はN課長補佐が不在のため、補佐のマシンを使って作業を続行する。午前中に作った設計書は、案の定というか、ミスが数か所・・・
県庁のS氏からは、補助事業に関する連絡が。
ここでの仕事は、事務系職員+環境系技術職員+ちょっと公共事業系技術職員という、一人三役をこなしているような気がする。

9つの設計書を作成するが、複写機能を使い、思ったよりスムースに作業が終わった。
T副技監に説明をし、あるパラメータについて調整をしたほうがよいとアドバイスを受ける。
夕方、内線電話で税務課のF氏から電話が。お渡しした写真のお礼をいただいた。

夕方のミーティングが過ぎ、大量の駄菓子が広げられる。大阪府茨木市の職員からの支援物資。たこ焼味のうまい棒が人気。濃いめの味がそそる。
クリーニング店が閉まる前に、市役所を後にする。外は冷たい風が強く吹き荒れている。

盛の街は、商店街が今でも元気である。市内には、家電や紳士服などの全国チェーンもあるが、多くは地元資本で賄われている。商店街には、樋口魚店、ハタケヤマクリーニング店、Kojika、中華こけし、あらきなどなど・・・他にも薬局など、多彩な店舗が目につく。
地場と全国資本が、うまく共存しているのだろう。ちなみに、マイヤの本部は大船渡である。

晩御飯は、盛街道沿いに最近できたうどん屋さんに行こうと思ったが、残念ながら閉店後・・・
秋刀魚だし黒船に行き、今日は本日のスペシャル、鶏白湯ラーメンにする。
見た感じこってり風だが、鶏ガラだしが実にあっさり。またしてもスープまで飲み干す。
しかし、大船渡に不味いものはない!

ベースキャンプに戻る前に、となりの八兆屋で朝食もろもろを調達する。ペットボトルのお茶の値段を見て、ちょっと遠慮してしまった・・・南部せんべいをかって、おやつにする。
ハローワークの求人情報が置かれており、目を通す。もっとも安かった賃金は644円。ちなみに、三重県では714円・・・厳しい現実を垣間見た気がするが、ここにはお金で買うことのできない、自然や人情に溢れている。