2011年11月2日水曜日

#14 つくる

今日もあまり寒くない。

というより、むしろ風もなく朝からとても暖かい。先日、S課長補佐から「こっちは寒くないか?」とお気遣いただいたが、晴れている限りは全く問題ない。曇ると職場は激寒だが・・・

こちらに来てから、朝のすがすがしさ、心地よさが違う。
三重にいるとき、大抵朝は一人で、猫も爆睡している。マンションのロビーでもほとんど顔を合わせることもなく、職場で初めて声を発する。

こちらでは、まずベースキャンプのスタッフとあいさつし、市役所についてからは会う人会う人と「おはようございます!」と声を掛け合う。このすがすがしさは、三重に持ち帰りたい。
今日の市役所屋上の非ライブカメラは西向き
補正予算の業務が、あと一つ情報が加われば完成するのだが、それが一番時間がかかる内容。U係長から軽くプレッシャーがかかり、資料要求先に若干催促の電話を入れる。
また、仮置場の返却に際し、必要となりそうな事項についてT副技監とディスカッションする。

しかし、お昼前にある提出資料のことで色めきたった。改めて役割分担が決められ、ダッシュで作業に取り掛かる。

午後からは、トンボロの仮置場に向かう。保健所の方と一緒に行くことになるが、N課長補佐もT副技監も別の予定が入っており、一人で向かうことになる。
現場で事業者とともに仮置場の確認を行う。いろんな仕事を少しずつかじってきた甲斐あってか、何とかコメントができ、事業者に依頼を行うことができた。

戻ってから、若手のS技師とすこし話をする。そういえば、午前中にS技師のご尊父がみえていた。本人いわく「似ていない」とのことだったが、その雰囲気から0.01秒で父上と分かった。
S技師は、今仮設住宅に住んでいる。魚屋さんの話をしたところ、「僕も行きたいですっ!」と言ってくれる。これでもう一人樋口魚店のファンが増える。

仮置場確認の報告や、補正予算提出用資料作成、もう一個の提出資料の内容確認、N課長補佐が持たれていた仕事のアシストなどで結構ガサガサしてしまい、いつの間にか夕方のミーティングになっていた。

課長の一言がいつも楽しみである。「今日はネタがない」とおっしゃっていたが、銀河連邦の一つ、鹿児島県肝付町を含む4市5町の連合チームが桜の植樹の支援に乗り出すという話をされた。
この姉妹都市またはネットワークが、震災支援などでこれほど力を発揮するとは思ってもみなかった。失礼な言い方をすれば、どちらかというと形骸化していて、あわよくば年に1回交流を・・・というレベルの取組と思っていた。
しかし、実際には長期にわたる職員の派遣や、続く支援の輪・・・こんなに頼りになる仲間はないだろう。

第1の故郷、四日市の姉妹をつくってみようと考えてみた。
公害を後世に伝えていくというつながりで、熊本県水俣市
四日市高校つながりで、大分県宇佐市
市(マーケット)つながりで、滋賀県八日市市、広島県廿日市市、島根県六日市町・・・
数字つながりで、愛知県一宮市、岩手県二戸市、兵庫県三田市、青森県五所川原市、青森県六ケ所村、石川県七尾市、大阪府八尾市、福岡県北九州市などなど・・・
こじつけすぎか?

今日はこれから重要なミッションが待っている。
まず、樋口魚店に、昨日頼んでおいたブツをもらいに行く。そしてクリーニング、サン・リアとハシゴ。
ホテルに帰って、箱からおもむろにジャーを取り出す。

4年ぶりにその眠りから覚める、3合炊きのマイコン・ジャー。これを使っていた第3の故郷、芸濃を思い出す。
倉庫でずっと眠っていたので、果たして起動するかどうかさえ不明だが、米をといで準備万端、いざ起動ボタンを押下する。
使ったお米。登米市産新米で、ペットボトル入り。
ハイスピード・モードにセットしたため、30分経たないくらいでとてもよい香りが漂ってくる。
音もなく炊飯は終了し、蒸らしてから蓋をあけると、やった!できてる!
ちょっとべチャッとしてるかな・・・

ジャーが使えたことにより、食事のレパートリーが増えた。
しかし、友人や先輩たちから「野菜が少ない」「外食が多い」とご心配いただいている。
近いうちに、野菜をたくさん食べている姿をアップしないと・・・
今日の晩御飯。納豆、しゃけ、まぐろの刺身、味噌汁