2011年11月11日金曜日

#23 熱意

今日は雨が降る予報だが、すこぶる天気がいい。

いつもの朝の儀式、東海新報をめくっていると、なんとT副技監が載っている!!
浜松のフェルト雑貨を作成されている方から、大船渡市内の幼・保育園に贈り物をするという取組の、浜松側のプレゼンテーターに。く~、先を越された!

ローソンでT副技監へのプレゼント用東海新報を一部買い、職場でその話題をする。
あいにく、ご本人は月一の報告のため、帰郷中・・・

午前中は契約関連の事務を進めるが、いくつか他事業と整合を取る必要があり、若干手詰まりになる。
午後は、N課長補佐と船舶解体の現場確認に出向く。
すでに半分くらいなくなっている
ここの解体現場には、全国にもあまり存在しない珍しい重機がある。
勝手に「カニはさみ」と名付けたが、アメリカ製。現場監督さんに言わせると相当強力だそうで、ここから見える範囲に残っている3階建てのビルであれば、極短時間で解体可能。
ベースマシンは1.6m3!

帰庁後、24年度当初予算で計上必要なものや課題点などをまとめる。
U係長に、来週木曜は林業系試験のため、東京に行く必要があると伝えると、「17日が予算の締切だから、それまでに終わっておいてね!」とサラっと・・・あ~、果たして間に合うか!
しかも、少し積算をしなければいけないものもあり、いよいよ積算システムにも手を出すことに・・・

17:30から、各地区の幹事会社と定例のミーティング。少し課題が出るものの、おおむね順調に作業は進んでいるようである。

そののち、板橋区から派遣されているC主事と打合せ。以前頼まれていた文書のチェックについて、別室で話し合う。
話が盛り上がってしまったところ、N課長補佐が心配になって来室・・・
一旦市役所を後にし、続きは飲みながら!ということになる。

ちなみに板橋区では、昇進試験と勤務評定があり、主任や係長になるには合格しなければならないが、管理職登用試験を経験年数さえクリアしていれば30代でも受験可能。ポストが開いていなければその座に座ることはできないが、さすが東京特別区と変に納得する。
他にも、事務系、技術系関係なく、ヒラは主事と呼ぶなどなど・・・

C主事は、津波の浸水被害が激しかった大船渡駅近傍のホテルFに宿泊している。クルマで迎えに行くと、やはり周囲は真っ暗で少し恐怖を覚える。
ベテランのS技師のアドバイスなども受けながら、盛駅近くの養老の滝に向かう。

外は小雨がぱらついていたが、店内はほぼ満員で、熱気に驚く。S技師が、東京の同じチェーン店とは魚が違う!とおっしゃってみえたそうなので、メカジキとツブ貝、ヒラメの刺身などを注文する。う~ん、確かに刺身はうまい!

C主事からは、大船渡派遣のいきさつを聞いた。
最初は、がれき処理の現場監督で来ていたこと、リアスホールで雑魚寝だったこと、S技師と仲良くなり、絶対に飲みに行きたい!と思っていたこと、家族との軋轢のこと・・・

3月11日は東京でも大混乱に陥り、C主事も歩いて3時間半かけて帰宅した。しかし、東北の惨状を見て、是が非でも役に立ちたいと思い、手を挙げたと聞いた。
ここに派遣されているメンバーは、確かに強い意志、志を持っている人が多いような気がする。
板橋区も、自信をもってC主事を送り出したのだろう。
C主事とは、これからも長く付き合っていきたいと思った。

9時半オーダーストップにちょっと驚き、あわてて注文をし、なんとか食べきる。
話が盛り上がりすぎ、あっという間に閉店時間の22:30になっていた。

代行をお願いすると、先日と同じ運転手さんだった。雨の上がった盛街道を北進し、ベースキャンプに到着する。