2014年8月2日土曜日

#554 忘れられない思い出 -2度目の気仙沼みなとまつり-

いつもの休日より若干早めに起床する。洗濯物を干し、出発の準備を進めていると着信履歴が3件。高田の友人が既に視界に入っていた。

友人の「ぬこR」と呼ばれるマシンで、一ノ関駅へと向かう。途中の温度計は既に33℃になっていた。いつもより暑い一日。クルマではクーラーをつけないと辛い。

一ノ関駅で友人の妹をピックアップし、再び気仙沼へと戻る。友人のリクエストにより、道の駅かわさきへと立ち寄る。いつも早朝か夜間しか寄ったことがなかったので、店内に入るのは初めて。地元の野菜や「がんづき」など、地場の名産に溢れていた。
亘理町のイチゴソフトをごちそうになる
284号線を東へと向かい、気仙沼へ。ちょうどお昼時になり、海鮮をとのリクエストに応えるため、最近グランドオープンした「海の市」へ向かう。
飲食店や商店が入っており、百貨店の地下風の空間が出来上がっていた。自分は気仙沼の昭和っぽい商店街が好きなので、このギャップに少し戸惑う。
いくつかある店の中から、いちば寿司を選ぶことに。回転レーンのある席もあるが、ランチを選ぶので少し奥まった場所に陣取る。とはいえ、この席も将来的には回転レーンが増設できるように準備工事が行われていた。
鉄火巻きがヤバいくらいにスパイシー
午後から予定の入っている友人姉妹と別れ、ベースキャンプへと戻る。気仙沼の母に頭切ってもらおうと訪問するが、クルクルが回っていない。帰省されていた家族と団らんされていた。すいません、水差しちゃって...今日はあきらめて後日訪問する。

部屋に戻り、しばし休息する。窓を開け放てば、クーラーは不要。三陸は避暑地に最適である。そういえば、昔の大島は「海風浴」で売り出していたっけ...海の避暑地として売り出せれば最高なんだが...
16時ころ、窓を開けると、自転車に乗る佐賀から派遣のU氏を見かける。祭りアイテムを取りに行ってくれていたので、下に降りて受け取ることに。あぁ、若い人をパシらせてしまった・・・

17時、兵庫のK氏、U氏とともに気仙沼みなとまつりの会場へ。今日ははまらいんや踊りが昨年同様に田中前の大通りで開催される。ただ、震災後は月命日に合わせて開催されていた祭も、今年から震災前と同様に8月の第1土日に変更された。

既に通りには沢山の参加者とギャラリーが詰めかけていた。ちょくちょく事務所を訪ねてくれる、鹿児島から市役所に派遣のK氏を見かけたので、写真撮影を依頼する。K氏はプロ匹敵の機材を持つ、ハイアマチュア。
鹿児島のK氏 U氏 K氏と
途中景気づけをしてから、いよいよ踊りが始まる。合庁+αのメンバー約80名、今年は所長も参加されているのが心強い。
最初は不安になるくらい、誰も踊っていない。自分も練習をブッチしてしまったので、正直不安だった。
しかし、バイパス側の折り返し点に達するころには、皆スムースにおどれるようになっていた。
元気にジャンプ!
気仙沼出身のマギー審司さんも!
 踊りは休憩をはさみながら何度か繰り返される。やっぱり祭は参加することに意義がある。
2時間以上おどり続け、20時に終了となる。緩やかに人がはけ、いつもの大通りへと戻っていく。
引き続き、チェーン店の居酒屋で慰労会が開催される。65名のキャパシティはなかなか近くにはない。慰労会では、後輩たちが羽目を外さないように監視しなければならず、のんびりできない...
U氏と、派遣の位置づけについて話をすることに。いろいろ悩みがあることを打ち明けてくれる。徐々にこの場で話し続けることが困難になってきたので、K氏も交えて河岸を変えることに。

近くのmoonrockcafeへ。先日エビナでマスターをお会いしているので、少しバイクの話なども。
前向きなU氏の悩みを聞きつつ、普段ストレスと無縁そうにふるまっているK氏からもいくつか話を聞く。文化とか、根付いている価値観とか、なかなか変えることが難しい問題、考え方次第ではすぐにでも変えられる課題...話は尽きなかった。

日が変わるころに散会となる。時にはこの地を少し離れ、このメンバーで旅行にでも行きたいな...