2014年1月28日火曜日

#368 RAW

天気予報では3月下旬並みの気温になると告げているが、朝は気温がグッと下がっている。窓から眺める街は、特に凍結している様子もなかった。いつものように準備して、いつものように出勤する。

朝一、自分あての宅急便が届く。頼んでおいた書類だ。かなり素早いレスポンスが気持ちいい。しばらくして、歌津の現場代理人S氏から電話が入る。今日、段階確認をしてほしいとのことだった。ちょうど午後のスケジュールとマッチしたので、現場に出向くと伝える。

所属のクルマが全て埋まっていたので、総務のワゴン車を借用する。トヨタ自動車から支援で贈られたクルマが合庁には多数存在しており、これもその1台。画一的な白のライトバンとは違って、ラベンダーメタリックのボディーカラーがよく目立つ。

車載の温度計が7℃を指し、路側の温度計も高い所で10℃。

歌津の施工現場で、600個目の消波ブロックを設置する。500個から今日まで、かなりいいペースで設置が進んでいる。
上段を積むのには少し時間がかかる。そして時折強い波がやってくる。チーム白老も少し波に濡れながら頑張ってくれていた。

代理人のS氏と打合せをしていたら、昼を告げる音楽が防災無線のスピーカーから流れる。竜巳やで昼食を...と思ったら今日は休み。三重から出店している開花屋に寄る。
ボリューミーすぎる麻婆飯
2月の発表用資料に使うために、志津川の街を撮影する。45号線から海側の道路の殆ど、山側の道路も一部が通行止めになっており、嵩上げ工事が鋭意進められている。
パノラマ
4月20日
役場でヒアリングを行う前に、隣接する図書館で昭和35年のチリ地震津波の資料がないか探してみる。しかし、流出してしまっているため、期待している本は見つからなかった。自分のバッチが鈴なりになった名札用ネックストラップをみて、司書さんが声を掛けてくれただけでなく、レアなバッチをくださった。ちょっと恥ずかしいと思うこともあるストラップだが、こうやって話のネタになることはある意味本望である。

役場の2階にある企画課を訪ね、南島原市から派遣のH上席主幹から復興計画についてヒアリングを行う。2年目を迎えているH上席主幹は、プロパーの職員と変わらない受け答えをしてくださった。
2011年中に作り上げた復興計画だが、2011年4月に3人の職員で発足した震災復興事業課がスタートになっている。スタッフも次第に拡充され、計画策定と事業実施がそれぞれで前に進めることの出来る今の組織体型は、システマチックで理想でもある。

これから様々な事業に取り組んでいくだろう三重に対し、いくつかアドバイスをいただく。復興計画のシミュレーションを行っておくとよい、データのバックアップは復元よりはるかに楽なのですぐ実施すべき、応援協定を遠隔の市町村と結んでおくべきなどなど。また、今の三重では少人数で担当していて不安かもしれないが、必ず応援がやってくるので安心してほしいとも。H上席主幹も、佐藤町長が過去に雲仙普賢岳噴火の際に支援活動を行ったことが縁でここにいるとのことだった。

南海トラフの地震が発生した際、今のような派遣体制を構築しようとするとこんな感じかな、と考えてみる。こういった事態にならないに越したことはないが…。
九州東海岸←九州西海岸、四国←中国・山陰、近畿(大阪・兵庫・和歌山)←近畿(京都・滋賀・奈良)、東海(三重・愛知)←岐阜・北陸、静岡←山梨・長野、関東(東京・神奈川)←関東(左記以外)・東北・北海道

戸倉の施工現場に寄る前に、竣工したばかりの藤浜防集団地を覗く。安全パトロールで工事中に訪問したことがあるが、完成してから見るのは始めて。気仙沼、南三陸で初めて完成した現場である。

引き続き、戸倉の現場事務所で打合せとなる。工程や進捗、資料整理などなど・・・。また、現在の施工業者側の困っていることなど、生の声を聞くことに。
紀伊半島大水害の際、行政と建設業協会との間で意見交換や情報交換の会議が定期的に行われていた。この地方にはそのような連絡協議会がないので、情報の流通が芳しくない。このあたりは三重の合理的な県民性が現れているような感じがする。

帰庁後、ヒアリング内容などをまとめていると、先ほど役場で立ち話をした鳥羽市役所から派遣のM氏からメールが届いていた。南三陸と同様の悩みを抱える鳥羽市、M氏個人からは悩みぬいている感じが伝わってきた。

同様に残っていたT技査から夕食の誘いを受ける。
未だに訪問したことのなかったココサカエルへ。2階にある中華料理店「一凛」へ。T技査は常連らしく、店の方とも馴染んでいた。
T技査の注文したフカヒレラーメン
野菜不足を補う青椒肉絲
週末の出来事などを話していると、T技査から、県内でも厳しい道路が沢山あると教えられる。食後にねまっていると、お店の方からケーキをいただいた。

寒風が吹き荒れる中、ベースキャンプに戻る。郵便受には、年末に行われた南郷一区の親睦会の写真が投函されていた。写真で見る自分の顎のたるみに、少し恐怖感を覚えた。