2014年2月23日日曜日

#394 Crossover Kesennuma Vol.9 -魅力を伝える-

ギリギリまで惰眠を貪り、ギリギリにホテルをチェックアウトする。最近はMAXに予定が組み込まれているので、寝られるときは寝ないと...

昨日に引き続き、ヨドバシカメラへ。BTO担当スタッフは多忙を極めており、残念ながら話をする時間がなさそうだった。諦めてネットで購入することに。

行き来た道を戻る。仙台の道はところどころ雪がはみ出してきており、幅員が狭小となっていて危険極まりない。この雪が完全になくなるのはいつの日だろうか...

無性に仙台風のラーメンが食べたくなり、偶然通りがかった街外れにある「寅や」という店へ。
入口に自販機があり、メニューは味噌タンメンと特製味噌タンメンの2種類しかない!ひとまず味噌タンメンを注文し、窓口で食券を出す。20名程度の席数でさほど大きな店ではないが、席は粗方埋まっていた。

ラーメン店にしては少しゆっくり目に商品が出てきた。巨大なすり鉢にもやしがてんこ盛り、麺は超太麺の不思議なラーメン。もやしを掘っていってもなかなか麺にたどり着けなかった。
味は悪くなく、また来てもいいかな~という感じだ。

利府中インターから三陸道に乗り桃生津山ICで降りる。45号線までのアプローチで、珍走を楽しむ若者に出会う。若干迷惑ではあるものの、皆ヘルメットをきちんとかぶり、一時停止ではきちんと止まり、信号無視もしない。宮城らしいといえば宮城らしい...

45号線を北上していつのも南三陸へ。歌津のガソリンスタンドで給油する。上島竜平に似た店員さんは、自分のことを覚えていてくれた。コンビニでアイスを買って気仙沼へ。大型ショッピングセンターのATMに立ち寄り、洗車をしてから劣化したワイパーゴムを交換する。

既に遅刻時間帯に突入してしまったが、ダッシュでゲストハウス・アーバンへ。「気仙沼の新酒を楽しむ会」は既に始まっていた。
200名近くの来場者があり、土木事務所の徳島から派遣のT技査の横に空席を見つける。机上には「気仙沼ロータリークラブ」とあるが、空いてたからいいか...
気仙沼の二大銘柄、男山と両国の新酒が各テーブルに配置されている。一口に日本酒と言っても、その製法などでかなり味わいが異なる。しかし、いきなり日本酒スタートは厳しい...少量でかなり酔いが回ってしまった。
 テーブルには市立病院の先生をはじめ、地元の方々が陣取られていたが、さすがに初対面過ぎて深い話にまでは至らなかった。残念・・・
大島でお会いしたことのある、グリーンアイランドおおしまの店主もお見えだった。数少ない面識のある方だった。大船渡だと、もう少し知っている方とお会いしそうなのだが、気仙沼での人脈の無さを痛感する。

事務所の偉い人達が巣食うテーブルに向かう。お互い見たことはあるが、話をするのは初めてだった。普段は口数の少ない方々だが、今日は比較的饒舌だった。まもなく11か月が経つが、少し距離が縮まった気がする。

テーブルのご馳走を摘まみながら、気仙沼の魅力について語りあう。ここに並んでいる魚も、気仙沼で食べるからおいしいのであって、他の地方に行ってしまえば魅力が半減するのでは?という話になった。確かに、居酒屋に行っても、魚市場の状況で出てくるメニューが変わる。
内陸の店で刺身が出てくることがあるが、気仙沼より劣ることが火を見るより明らかなので、あまり手をつけたくない。気仙沼で刺身を食べることの魅力をもっと発信していこう...もちろん、気仙沼にこういったお酒があることも!

引き続き、抽選会が行われる。チケットに刻印された番号が呼び出される。10名ほど発表があったのち、自分の番号が呼ばれた!!!さっきも飲みやすいと思っていた、男山の福宿(ふくやどり)を獲得した。
記念に、男山本店の菅原社長と
20時ごろに散会となる。T氏、S技査、I主事はまだしばらく会場でねまっていたので、少し早目に退散させてもらうことに。千鳥足でベースキャンプへと戻った。

溜まっていた東海新報を読むと、世迷言に大船渡線の復旧について書かれていた。復旧費用は400億、うち原型復旧が130億で、路線の付け替えなどに伴う費用として270億との試算だった。別のニュースソースでは、気仙沼線も同様の多額なコストがかかると報じられている。
鉄道が好きな自分にとっては、鉄路での復旧が最善と考えている。しかし、明治三陸地震津波以後の悲願だった三陸沿岸の鉄道も、時代の変化とともに役割が変わってきている。
今後のこの地方の交通体系を鑑みると、自分案として...

【気仙沼線】
・鉄路での復旧は、柳津~志津川とする。
・残りの区間はBRTで運行。
・本吉、南三陸から仙台への長距離輸送は三陸道の高速バスに委ねる。

【大船渡線】
・鉄路での復旧は気仙沼~陸前高田とする。
・陸前高田~大船渡は、BRTと三陸道経由の直行バスで運行。
・陸中門崎~千厩の短絡線を建設、残り区間を高速化し、一ノ関~気仙沼間を30分で運行、東北新幹線(はやて)と接続して仙台~気仙沼を1時間で連絡する。

妄想と思われるかもしれないが、BRTも電気バスや観光型車両の導入など、改善が進んでいる。鉄路に固執していては前に進まないかもしれない…