2014年2月18日火曜日

#389 異なる視点

こたつで寝てしまい、3時半に目が覚めるが、改めて体制を立て直し、布団に入って寝る。いつもより1時間早く起床し、準備を整えて徒歩で出勤する。こたつで寝てしまったせいか、微妙に体が重い。

出勤後、即、A総括とT氏とともに南三陸町役場へ向かう。道路は予想以上に空いており、予定時刻より15分も早く到着する。9時半の集合時間だったが、まだ誰も現れていなかった。三々五々集まり、石巻労基署のS次長をお迎えしてからミーティング。定例の月例パトロールだが、今日はスペシャルエディション。気仙沼市では、労基署長や土木事務所長が参加している。

まず、水産漁港部が実施している志津川港の嵩上げ工事の現場へ。タイトな場所にある現場事務所は、近隣の用地事情を表しているようだった。至る所に現場事務所が林立しているが、一つの建物に集約した方が効率的だと思われるが、様々な事情がそれを許さない...

工事中の岸壁は、寒風が強力に吹き付けており、痛い。
気になる点はいくつかあったが、そういった指摘は他のメンバーに任せ、やや打算的なことを胸に秘めつつ、とにかく「いいところ」を指摘してみる。津波避難経路の明示や、バックホウの取扱いに関する工夫などを伝えたところ、現場代理人は「今まで褒められたことがない!」と少し喜ばれた。

引き続き、自分の担当する戸倉の現場へ。現在は吹付作業を行っており、くみ上げられたプラントからは「プシュ!」とメカニカルな音が発せられていた。
現場代理人と密にコラボっており、特に安全対策を重視して取り組んできたが、第三者の目によっていくつか指摘がなされる。あぁ、と思いつつ、安全にやり過ぎはないはずなので、真摯に受け止めよう。

さんさん商店街の志のやで昼食をとり、歌津にある農地整備の現場へ向かう。
以前もかなり厳しく指摘した施工業者だったので、少し厳しめにチェックする。一次下請に三重からの施工業者が入っており、ヘルメットをかぶった作業員の方に声を掛けたら、たまたまその方は秋田出身だった。地の利のない方が働いている以上、津波避難なども適切に対応する必要がある。
路傍の石碑
本吉総合支所で、気仙沼班と合同打合せとなる。最近はありえない状況での労災事故も多発しているので、特に注意が必要だ。

帰りの車中で、いろいろ話をする。こちらの職員の置かれている環境は、三重に比較すると厳しいと思われる時が多々ある。2つの環境を比較できる状況にある今だからこそ、初めて気づくことがある。どうやったら改善できるのか...職員組合の力を借りる必要がありそうだ。

帰庁後、戸倉の施工現場担当のS氏から連絡がある。今日の指摘事項について既に対応を手配済みで、明日には整うとのこと。このレスポンス、とてもありがたい。
溜まった書類やメールなどをさばきつつ、年度末の完成検査のスケジュール調整をT班長にお願いする。

業務終了後、久々にエスポワールへ。いつものパスタセットを頼んだら、おまけでアップルティーを出してもらった。ちょっとくつろいだ雰囲気になる。

昨日から風が強く、気温も低いために特に寒く感じる。春までもう少し時間がかかりそうだ。