2013年12月20日金曜日

#329 年の瀬

朝から激しく雨が降っている。出張の準備もしなければならないので、10分早く起床するが、久々のスーツなので、ベルトの行方が分からず右往左往する。かなり危機的な時間になり俄かに焦るが、何とか間に合った。

珍しい恰好に、職場が色めき立つ。確かに、仙台に行くときはスーツだが、直行する機会が多いので、メンバーはあまり見慣れていない。総務のS主事も、「なんかあったんすかw」と突っ込んでくる。「見合い見合いw」とボケておく。

火曜日の東京行き資料でまだ不足しているものがあり、コンサルの担当氏に電話で催促する。既に準備済みだったようで、即送ってくれた。そして、溜めてしまった書類を回し、I主事から依頼を受けた図面修正を行う。報告書のとりまとめもしたかったが、残念ながら時間切れになってしまった。

強風と豪雨の中、45号線を南下する。本吉周辺の海は荒れ狂っていたが、歌津、志津川にくるとそれほど波は高くない。歌津の現場が悲しい状況にならないことを祈ろう。
途中、津山周辺から雨が雪へと変わる。道路には段々と雪が積もり、三陸道も一面真っ白になった。石巻を過ぎたころから渋滞が始まる。よく渋滞する場所ではあるが、雪のせいでより激しくなっている感じがする。数キロを抜けるのに1時間程費やしてしまった。
年末の週末だからか、仙台市内も激しく渋滞している。十二分に余裕を見て合庁を発ったにも関わらず、予想よりかなり遅く到着となる。

県庁の会議室で来年度事業のヒアリングとなる。先行して他の現場が進められている間に、治山班のM技査の元を訪ね、火曜日の東京でのヒアリングに関する打合せを行い、また会議室に戻る。自分の担当する施工予定現場は、以前から打合せを行っているからか、かなりスムースに終了した。

引き続き、各事務所の担当者有志で忘年会に向かうため、100円バスに乗ろうとするも、市バスが全く来ないうえ、挙句の果てに通過...少しバス停が遠いが、ミヤコーバスに乗る。

K次長、K課長ほか、20名強の参加者が集まる。今年の業務を労ってもらい、またこれからの課題に対し真摯に取り組むよう激励される。
年末の金曜日は予約がシビアなようで、19時半には追い出されることに。
引き続き有志で集まる。初対面の人、何回も顔を合わせている人、いろいろな方とコミュニケーションをとることが出来た。前から一目置いているK君もさることながら、大崎のH君も面白かった。「僕はあがり症なんで、これがないとうまく話せないんです(笑)」と、お酒を飲んでいる。先日も会っている東部のM君も、こういった場だと元気を見せてくれている。それぞれに面白い。
雨は幾分小降りになっており、ホテルに戻りがてら、定禅寺通りで開催されている「2013SENDAI光のページェント」を観ることに。男一人で来るような場所ではないが、やはりきれいなものはきれい。
風が止んだので少し暖かくなったような気がしたが、手袋をはめていない手はすっかり冷たくなっていた。仙台の年の瀬は、なんとなくせわしいように感じた。