2013年12月10日火曜日

#319 たっぺ

どんよりとした曇り空に覆われている。気温はさほど低くなく霜も降りていないが、今にも雨が降り出しそう。しかし、天気予報を信じて雨具を持たずに出発する。

施工予定箇所の設計を進めるために、コンサルの担当氏や治山班、役場、土木事務所などいくつか問い合わせをかける。現在設計を進めているHもIも、いい感じでまとまってきた。しかし、どんどん微細な部分に食い込んでくるので、治山台帳から過去の図面を引っ張り出す。まだ悩みは尽きないが…

合庁の屋根が大きな音をたてている。ついに雨が降ってきたようだ。
雨の非ライブカメラ
午後、市内の気仙沼ちゅうおう自動車学校に向かう。暖地から来ている派遣職員向けの冬道講習会が開催され、NNや土木事務所、保健所などから10名の職員が参加した。自動車学校に来るのは、以前エコドライブの取材で訪ねて以来。自然の中にある広々とした構内は、三重とはちょっと雰囲気が違う。

簡単な講習を済ませ、コースに向かう。ABSのカットオフスイッチの付いた、特別なシビックでブレーキロックの体験や、ABSのありがたみを理解する。
昨年の1月に大船渡を訪れたときは、沿岸では稀な雪に見舞われ、合わせて訪ねた石巻では市街地全面がアイスバーンになっていた。その状況では四駆も減ったくれもなく、FJクルーザーで危うく前走のプジョー207SWを昇天させるところだった。
ABSなしでパイロンを回避する体験では、残念ながらひき逃げをしてしまった。ABSさまさまである。
全員が体験を終え、講師から雪道走行のアドバイスを頂戴する。この地方では、一部の方だがアイスバーンのことを「たっぺ」という。この語呂が気に入っていて、最近は何かあるたびに「たっぺ」と言ってしまう。出来ればたっぺを味わいたくはないのだが...

帰庁するころには、既に雨は上がっていた。明日の打合せに備えて、資料提供依頼や作成などを行う。歌津の現場代理人S氏に連絡すると、既に高波が押し寄せてきており、現場の養生を済ませたとのことだった。陸上はさほど風が吹いていないのだが、やはり海は事情が異なる。

業務終了後、気仙沼の母の元へ頭を切ってもらいに行く。ついでに、名古屋で買い求めた二人静をお渡しする。身の上話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまった。「コーヒー飲む?」と言われ、遠慮なくいただくことに。合わせてリンゴまでいただいてしまった。「干し柿は?」と言われるが、残念なことにあまり得意でなく...

夕食はこけしに向かう。久々にチーズ入りメンチカツ定食を注文した。メインを含めて、すべての食べ物がおいしい...
凄まじい強風が吹き荒れ、そしてピタッと止んだ。明日から少し寒くなるようだ。また風邪をひかないように注意しよう。