2014年7月18日金曜日

#539 三陸の今を記録するために2

いつもより2時間近く早起きをせねばならず、かなりの苦痛となる。なんとか起床し、まわしをして(名古屋弁で準備の意)から玄関のドアを開けると、ちょうど向かいの部屋のK氏も外に出たところだった。K氏のエコカーに乗せてもらい、仙台へと向かう。

K氏のリクエストで、本吉から登米を経由し、三陸道で南下する。高速を降りるまでは順調だったが、降りてからしばらく渋滞に悩まされることに。県庁地下の秘密基地っぽい駐車場に車を止め、会議室に到着したころは結構ギリギリになっていた。仙台まで約3時間、本当に遠い。

昨日もお会いしたF査定官とS係長を講師に、林道災害復旧事業に係る講習会が開催される。県職員だけでなく、市町村の担当者も集まっており、結構な人数となっていた。

林道業務に携わる機会は今後もあまり無いかもしれないが、今まさに災害復旧に携わっている中で、今回の講義はかなり身になるものだった。業務を進めるうえで知っていることもあるが、改めて説明を受けると、いっそう理解が深まった。

休憩時間に、F査定官と立ち話。今日は参考になっていると話をすると、三重のN班長に林道やりたいって言ってたと伝えておく(笑)と。あぁ、それは止めて...

後半も終了し、少しS係長と立ち話をする。Googleのトレッカーで林道を撮影するようなラジカルな自治体はないかと尋ねたら、聞いたことはないとのことだった。しかし、GoProなどを使ったら面白いかも、と話は盛り上がる。

林業振興課の方やN技師と会場の後片付けを済ませ、K氏も交えて昼食に向かう。先ほどの林道の動画の話をしたら、福島県が既に実践しているとのことだった。やられた...
近くのとり久で
県庁に戻り、S総括に少し相談事項があったが、打合せから解放される様子もなさそうだった。生憎バスの出発時間が迫ってきたので、やむなく退出する。
三陸道経由のバスで気仙沼へと戻る。所要時間はおよそ3時間。震災前に快速南三陸が2時間弱で結んでいたが、仙台駅までと南気仙沼駅までの移動を考えると、バスとトントンか...

帰宅してから、モーターズショップエビナへ。ついに5号機(4は欠番)を迎えることになった。高騰する燃料代に抗しつつ、三陸の今を記録するという命題を成し遂げる。そのために新たなパートナーがどうしても必要だった。と、もっともらしい言い訳をしてみるが、亡兄と同じDNAが流れているのだなと、しみじみ思う。

3連休前に納車できるとのことで、あまりよく選ばずに決めてしまったが、外観、性能とも自分には十分すぎると思う。念のため、車両保険に加入しておくと、保険金額が3倍になってしまった...
早速、ベースキャンプへと持ち帰る。教習所とは違う恐怖感に襲われる。本当に乗りこなせるのだろうか...

七夕の準備に5号機で向かおうと思ったが、小雨がぱらついてきたので断念する。いつも通り1号機で向かったころには、作業は終盤に差し掛かっていた。
ひとしきりねまってから、モビリアに寄り、高田の友人から新潟行きのお土産を預かる。

雨が降ったりやんだり。明日の出発は難しそうだ。