2014年7月16日水曜日

#537 横のつながり

昨日の暑さとうって変わって、三陸らしいひんやりとした朝を迎える。西日本からは酷暑の便りが届いているが、こちらはなかなか25℃を超えない。いつものように準備して、いつものように出勤する。

最近ずっと取り掛かっている設計を進める。チェックに時間をかけているからなのか、原因はイマイチわからないが、あまり生産性が上がっていない。
三重の防災部局から被災地の調査をしたいので、どなたかヒアリングに相応しい人物を、と紹介があった。行政と市民、双方の気持ちを理解し、かつ気仙沼が抱える課題を把握、網羅されている適任の方を知っているので、推薦しておくことに。
午後、気仙沼市の林道に係る残事業調査が行われる。メンバーの何人かは別室に向かい、説明ののちに現場へと出発する。自分やH主任主査は留守番なので、作業を続行させることに。

夕方、先日も訪問したとある被災地の市役所の方からお電話をいただく。3月に都市政策課のKさんはじめ数名が訪問していたので、その関係かと思っていたら、とある共通の課題に関する相談だった。なんと、このつたない落書きを読まれてのお電話とのこと...恐縮しきりである。

18時を過ぎて、現場に入っていたメンバーが帰還した。調査は滞りなく進行しているようだ。
業務終了後、エスポワールで夕食。入口に「本日のおすすめ カツカレー」と書かれていたので、迷わず選択する。

小雨のそぼ降る中、ベースキャンプへと戻ると、ご近所のミサコさんが待っていてくれた。今日、ウニの開口だったので、おすそ分けをと...気仙沼で暮らし始めて1年3か月と16日。ようやくこの日が訪れた。感無量である。早速部屋に持ち込み、即食べる。やはり生ウニは最高だ。

高田の友人が道に迷ったとの連絡が入り、いろいろやり取りをする。派遣で来ている方は結構時間を持て余しているようだが、自分はむしろ時間が足りなくて困っている。
そして、弟分から相談の電話を受ける。震災直後、自分も困難な局面に遭遇し、多くの人たちの助けを得て、それを乗り越えることが出来た。今度はそのご恩をお返ししなければ...