2013年10月10日木曜日

#258 思いやり

熱帯低気圧に変わった台風の影響か、10月の気仙沼にしては暖かな朝を迎える。バタバタっと準備をして、合庁に滑り込む。

コンサルからの宿題を解決するため、朝一で土木事務所道路担当のY技査と打合せ。北海道から派遣されている優しい感じの氏とは、他部署では一番接触が多い。
そして、火曜日に行われる打合せの資料、是が非でも今日中に仕上げなければならない。フルパワーで臨む。
午後、歌津で開催される漁業集落整備にかかる懇談会に向かう。いつもは仮設の集会場で開催されているが、今日は現地の漁港で開催となった。しかし、ご近所でご不幸があったため、いつもはたくさん集まってくださる地域の方が、今日は殆ど来られなかった。自分の担当事業についても説明を行ったが、改めて説明会を開催する必要があると感じた。
何度かお話をしている地権者のご子息が近くに見えたので、声をかける。震災以降、よく使う漁具の値段が倍になってしまい苦労していると話されていた。そろそろ秋味の収穫も始まっているとのこと。いつも自分の業務を労ってもらえて恐縮である。

引き続き、南三陸町の歌津支所で聞き取りを行う。しかし、期待していた応えは得られなかった。謎は深まるばかりである。担当されているのは、都城市から派遣されている2年目のD氏。先日パトロールでお会いしましたよね?と話したところ、パッと笑顔になった。ちょっとしたことでも接点があると、コミュニケーションが円滑に行く。

帰庁後、ラストスパートに取り掛かる。T班長が相談に乗ってくださる。「水上さんに負担かけてしまって恐縮...」とおっしゃるが、負担をかけてもらうために、今ここにいるんですよ~!と返事をしておく。月曜日に必要なものは一応完成を見た。既に21時を回っていた。

引き続き、東北を旅するN先輩と合流し夕食となる。気仙沼の夜は早いので、この時間にゆっくりできる店は少ない。やむなくファミレスにする。
久々の焼いた肉
よもやま話に花が咲くが、既に日が変わりそうな時間になっていた。ベースキャンプに戻り、帰郷の「まわし」をした。