2013年9月29日日曜日

#247 KESEN Explorer -壮絶なdelay-

いかなる出来事が発生しようとも、昼前に起床することは不可能だった。目を覚ますと、既にNHKののど自慢が始まっている時間だった。取り急ぎカップヌードルをすすり、3号機で出撃する。

爽やかな秋晴れの中、気仙沼から林道で陸前高田へ、そして住田と抜け、五葉山を駆け上がり、目的地の大窪山もりの学び舎へ。到着したのは15時前、所要時間約2時間...1号機で来た方が早かったかも...
既にイベントは完全に終了しており、杣遊会のメンバーに挨拶というより、謝罪...10月27日の住田産業まつりで汚名返上を果たしたく...
イベントの後片付けを少しお手伝いし、管理人のM氏と、大船渡農林センターのTさんと少し歓談する。来場者の目標値など、いろいろお話を伺う。うーん、この施設が人口の多い場所にあれば、もっとにぎわうはずだが、この雄大な自然は得られないだろう。殆ど何もしていないのに、蒸しパンのようなお菓子、がんづきをいただいてしまった。

寒くなる前に帰路に就く。大窪山から望む景色もすばらしい。昨日の田束山といい、どこも本当に魅力的である。
帰りは越喜来から大船渡市内を通る。完成の近づいている魚市場は、かなり巨大な建物。気仙沼も負けていられない。
末崎から小友を通り、広田湾へ出る。黄昏の広田湾も美しい...
夕焼けを眺めていたら、通りがかったおんつぁんに話しかけられる。館(たて)と呼ばれるこの場所は、両側から津波が襲来し、丁度今立っている場所で衝突したこと、自宅は津波で浸水し、流出は免れたものの解体してしまったこと、農地の復旧作業に従事していることなど、いろいろお話を伺った。

自分の仕事の話をしたところ、この地に12mの防潮堤が整備されることに対し、反対を表明したと仰っていた。高さに反対というより、ルート変更となるだろう鉄道敷に防潮堤を整備し、構造物の高さを下げるべきという主張をされたそうだが、最終的には原案通りとなった。
守るべきものがあって防潮堤が整備されるため、守るべきものを防潮堤の前にすることが出来ないなど、いくつか説明をした。
この場所、これからもしばらく見てみたいと思った。

星石油店で給油し、ベースキャンプへ。たまたまT氏と会ったので、お好み焼き屋さんを知らないか?と訊ねたが、やはり見かけたことがないとのこと。お好み焼きを食べたい欲求を満たすため、大型ショッピングセンターに出向き、半額の商品を買い求める。

大窪山の帰路から続いている激しい頭痛が止まない。うーん、早く寝よう...