2013年9月13日金曜日

#231 日常と非日常

4時という、2度寝の危険性が非常に高い時間に起床する。昨晩早く就寝する予定が、なぜか日が変わるくらいまでモゾモゾしていたので...

雨が降りそうな天気の元、3号機で気仙沼駅へ向かう。早めに行く必要があるかと思ったが、モバイルsuicaで切符を買うのが一番お値打ちだったので、ギリギリに駅に到着する。今シーズン最後の夏休みを取得し、東北を初めて訪問する、人生で最もお世話になった親方と奥さんと合流するため、ひとまず新白河駅へ向かうことに。

始発の一ノ関行きは、殆ど乗客もいないまま出発する。しかし、5時台の列車にも関わらず、途中駅から高校生がどしどし乗ってくる。自分が高校生のころは、朝の連続テレビ小説を見てから猛ダッシュし、8:35の始業ギリギリに滑り込むという生活を送っていたので、この生徒たちの頑張りを尊敬する。

一ノ関で東北新幹線へ。今年度中に運用を離脱する秋田新幹線用のE3系に乗りたかったので、はやてを選択する。
今でもかっこいい
華やかなロゴ
通路を歩いていると、偶然にも大船渡市役所に派遣されているS氏にばったり。なぜか東北では車内で知人と会う機会が多いような...
普通車でも、シートピッチが2種類ある
特徴的な天井
東海道新幹線とは違い、こだまのような始発から終点までの各停が存在しないので、どうしても乗り換えが発生する。いくつかのパターンがあるが、E3系にもうすこし乗りたかったので、やまびこで郡山まで向かい、再度乗り換える。途中雨に見舞われたものの、新白河に到着するころには晴天となった。
東北の玄関口でお二人と合流し、自分にドライバーチェンジ。出来るだけ天気のよさそうなところから回ろうと、ひとまず大内宿へ向かう。三重とは違う雰囲気の中をひた走る。そして、途中で見かける「除染作業中」の看板に、この地方の現実を見させられる。

1時間ほど走り、大内宿に到着する。平日とは言え、そこそこの観光客で賑わっている。記念撮影をしながら、街道をを歩く。
電線もなく、アスファルトで舗装もされていない
茅葺
鳥居も味わい深い
 途中、一服してこんにゃく。

火の見櫓が渋い
 集落の突き当りにある石段を上ると、観音様がある。
 そして、大内宿を一望できる場所へ。
お昼には少し早いものの、名物「ねぎそば」を食べることに。薬味兼箸のネギをかじりながら食べるというかなりワイルドな食べ物。
薬味:ネギ 箸:ネギ
口の中がネギネギしているが、お土産を買いながらブラブラ。クルマに戻り、一路会津若松を目指す。

市内に入り、鶴ヶ城へ。大河ドラマの舞台として有名なものの、残念ながら見ていない...しかし、気仙沼と違って内陸はかなり暑い。雨上がりのせいもあってか、少しムッとしている。
再建された天守閣
場内は展示室になっており、明治期にかかれた戊辰戦争の図画に「大垣兵」の文字を見つける。自らの先祖「熊十郎」は、大垣から新政府側でこの戦争に参加したことを思うと、すこし感慨深くなる。
天守閣の最上階で景色を眺めていると、ボランティアガイドの方が説明をしてくださった。
場内にある茶室「麟閣」で抹茶をいただく。
鶴ヶ城を後にし、一路会津磐梯山へ向かう。途中、道の駅ばんだいに立ち寄ると、なぜか店内にはガンプラが多数。説明を読むと、バンダイつながりだそうで...

磐梯山ゴールドラインを登っていくと、右手に磐梯山が見えてくる。しかし、お山のてっぺんには雲がかかっている。
途中の展望台から、遠くに猪苗代湖を眺めることが出来た。
裏磐梯に到着し、桧原湖畔へ。モーターボートで湖に浮かぶ島々を巡るコースがあったが、親方のリクエストに対し、2対1で却下となる。
出航するモーターボート
磐梯吾妻レークラインを抜け、猪苗代湖へ。既にあたりは薄暗くなってきてしまったが、海のように広い湖の雰囲気は十分に感じることが出来た。
高速で白河に戻り、今晩の宿エクシブ那須白河へ。久しく泊まったことのないような、豪華な夢の国で、豪華な夕食に舌鼓を打つ。
ふと、旅とはなんだろうと考えてしまった。こういった非日常の空間に身を置き、日頃の疲れを癒し、リフレッシュするのも旅の大きな目的だと思う。
しかし、最近の自分はそういった旅をしていないような気がする。何か目的があって、それを達成するための旅。非日常ではなく、日常の延長にある旅。完全なオフではなく、半分くらいはオンの旅。

今日は自分では選択することのない場所にお招きいただき、非日常を満喫できたような気がする。