2013年9月19日木曜日

#237 創意工夫

SGで朝を迎える。いつもよりかなり早い時間に起床し、身支度を整え出発する。しかし、三陸の朝は早い。既に日が高く昇っている。
3号機に乗ろうとミラーを見ると、あれ?手で顔を拭っておく...
一旦ベースキャンプに戻り、朝食を摂って出発する。

月例の安全パトロールに向かうため、水漁のS総括とY技師とともに、南三陸へ向かう。日差しがやや強く感じる。役場で参加者と合流し、ミーティングを行ってからまず戸倉の防災集団移転促進事業(防集)の現場に向かう。
道路から進入路が垣間見えていたが、中に入るのは始めて。造成工事とはいえ、海の仕事とは異なり、補強盛土やロックボルトなど、山で使う工法が多数存在する。
引き続き、漁港の防波堤復旧現場へ。施工体系図を見ると、四日市の業者の名前が書かれている!係留されている船には、「第十八御在所号」と書かれている。自宅の近くにある港には、大型の作業船がたくさん係留されている。そのうちの一つではないかと思われる。同じ故郷の仲間(?)が南三陸にいると思うと、思わずこみあげてくるものがある。

午前の部が終了し、南三陸さんさん商店街で昼食となる。Y技師がお勧めする京極というお店に入る。時間があまりないというこちらの心情を掴まれていたのか、津のあずまや級の超高速で料理が出てきた。
午後、入谷にある斜面工事の現場に向かう。
パトロールという業務は、多くの現場を見ることが出来るうえ、今、この街でどのような工事が行われているのか触れることが出来る貴重な機会である。しかし、作業員の安全を守るために、改善点を指摘しなければならない。しかし、この現場では指摘することがなく、むしろ積極的に他の現場に波及させたいことが多数あった。写真はないが、美しい〇〇の写真を貼って、トイレを汚さないための取組などはとても面白い。
雨量計「雨ダス君」
手すりに取り付けられたグレーの箱は、安全を促すメッセージの流れるトークホーン。声の主はこの現場で働く人!
熱中症の注意喚起ボードに取り付けられた風鈴
現場はとても整理整頓されており、安全対策もぬかりない。現場代理人の性格が表れているような気がする。

引き続き、歌津にある防集の施工現場へ。2ha以上の敷地を切り開く現場は、その規模に圧倒される。
帰庁後、H技査と簡単に打合せを行う。スケジュールが若干繰り延べになったので、週末の休日出勤は回避することが出来た。報告書をまとめたりしていたら、外はすっかり闇に包まれている。
帰り際、M班長と少し話をする。大船渡市役所派遣時のこと、今の仕事のことなどなど...

業務終了後、復幸マルシェまで足を延ばそうと思ったが、なぜか曇り空。大型ショッピングセンターで助六寿司を買い求め帰宅。

洗濯などをしていたら、窓の外に月が。中秋の名月を楽しむことが出来た。