2013年9月10日火曜日

#228 Sumita meets Mie

昨日に引き続き、晴れの朝を迎える。いつものように仕度し、いつものように出発しようとしたら、2号機がいない。そういえば、昨日手ぶらで帰ってきた。ああ...

少し準備をしてから、S技術次長とM班長とともに出発、三重の上司をピックアップし、懐かしさも感じる心温まる風景を眺めながら、一路住田町役場へ。庁舎は複数に分散しており、屋外を通らなければならず、利用者にも職員にも不便である。木造の新庁舎は絶賛建設中、完成が楽しみだ。
産業振興課に訪問し、C課長、ご案内いただくT課長補佐にごあいさつ。すると、横には杣遊会で大変お世話になっているM氏!

「森林・林業日本一の町」を標榜する住田町は、前町長が川上から川下までを町内で完結させる取組を進め、現町長がさらにエネルギーとしての森林の利用まで進めている。素材生産業者、集成材やプレカットなど木材加工の協同組合、そして第3セクターの住宅会社。FSC認証の取得や充実している森林環境教育、そしてニュースポーツに至るまで、この街の取組は徹底している。

あいさつを終え、T課長補佐の案内してくださるクルマについていくことに。途中、杣遊会のワークショップである齊藤農機や、懐かしのベースキャンプであるグリーンベル高勘、洪水時には流されてしまう松日橋などを車窓から眺める。

なんとなくモヤモヤ感じていたが、到着したのは中上仮設団地だった。約2年ぶりの訪問となる。
当然木造
隣接する下有住地区公民館で説明を聞くことになる。やはり、館長さんはK氏だった。久しぶりにお元気そうな顔を見て、とてもうれしくなった。

多田町長は、四川大地震から木造の仮設住宅を創ろうと決意し、震災前にある程度の準備が整っていた。しかし、補助を受けられるかどうかも分からない中で、町内に93戸の建設を専決処分でやりきってしまう。この先見の明、行動力、とても尊敬している。

住田式仮設住宅はパネル工法が採用されており、1棟当たりの建築日数は約4日、費用は設備込みで300万円強。
以前訪問した時は、63戸中空きは1戸だけだったが、家を建てたり、アパートに引っ越したり、内陸で職を見つけたりで、入居があるのは30戸強。空きが目立つようになってきている。

前と同じ26号棟に案内いただく。二冬を超えた仮設住宅は、様々なカスタマイズが行われていた。26号室は2011年11月時点で空室となっており、その後は集会所として利用されてきた。
2013年9月
風除室や倉庫に注意。基礎と地表の間も塞がれている。
2011年11月
窓は二重窓に改修
トイレもアコーディオンカーテンから引き戸に
畳が敷かれている
ネコ巡視員殿
坂道でリアカーを牽いている人がいたら、後ろから押してあげる。大船渡や陸前高田といった被災地に隣接する住田の役割だ、とK氏が仰る。合併せず単独を貫く住田町だからこそ出来ることなのかも。
大船渡市役所派遣時から、三重の人たちに住田を見てもらいたいとずっと思っていたが、残念ながら機会に恵まれなかった。今日、こうやって訪問してもらえたことは本当にうれしかった。また、住田を3度訪問しているH推進監がいてくれたことも非常に大きい。

種山経由で、上司を一ノ関駅まで送り届ける。車内でM参事が「今の計画、本当にやるのか?」と質問される。そして、自分が今宮城で経験していることは、三重でも必ず役に立つと話してくれた。

そして帰庁。隙を見せたら机に書類が溜まっている...もろもろ処理し、打合せに出かけていた班員の帰庁を待っていると、W技師から夕食のお誘いを受ける。

業務終了後、イエティへ。本格的なカレーがおいしい。仕事のこと、街のことなどなど…若手職員ならではの様々な意見や素直な気持ちを聞くことが出来た。また来よう。