2013年9月12日木曜日

#230 ソウル・フード

気仙沼らしくない、蒸し暑い日々が続いている。雨が降りそうで降らなさそうな天気だが、傘を持たずにギャンブルしてみる。

朝一、土木事務所のZ技術主幹と打合せ。歌津の施工予定地に関して、土木事務所の設計方針やスケジュールなどを確認する。あちらの方がかなり進捗が早く、こちらは後追いになっている。施設の接合箇所も、同時期に施工できれば問題ないが、おのずとタイムラグが出来てしまうので、その対処について提案があった。
引き続き、纏めていなかった報告書を作成する。予想以上に手間取ってしまい、午前中いっぱい時間がかかってしまう。
昼食時、T氏が故郷から持ち込んでくれた二十世紀ナシが振る舞われる。ナシ好きの自分にとってはとてもうれしい。これは対抗して四日市のナシを持ち込まなければ...

午後、コンサルから提出された図面と技術基準を照らし合わせる。三重で治山事業を担当していたときは、ベテランがたくさん在籍していたので、常に的確なアドバイスを貰うことができた。新しい基準で整備する防潮堤は、誰も経験者がいないので、メンバーそれぞれが情報交換をしていかなければならない。

大島から戻ってくるメンバーをピックアップしに、フェリー乗り場に向かう。
引き続き、市役所で打合せ。自分の部署が実施する最大のプロジェクトが一歩ずつ前に進んでいる。
帰庁後、定例の掃除となる。今日は在席しているメンバーが多いので、あっという間に終わる。

業務終了後、まるきへ。店の前で2回涙を飲んでいるので、なんかものすごく久しぶりに来たような気がする。つけ麺(大)を注文する。今日は気仙沼にしては暑かったので、よく出たそうだ。
息子さんから、「四日市って、トンテキ有名ですよね?」と訊ねられる。最近、ラーメン店主仲間の一人がトンテキにはまっていて、かなりの頻度で四日市を訪問されているそう。生粋の四日市っ子を標榜する自分にとって、実はトンテキはあまりなじみがない。来々軒が発祥と知っているくらいで、殆ど口にしたことがないのが本音。

こちらから、先日三重の友達からリサーチを命じられた「マンボウの茶釜」について質問する。すると、カウンターに座っていたお客さんが存じていた。気仙沼や南三陸出身者に聞いても全敗だったが、ようやく1勝を挙げる。某TV番組で「宮城のスタミナ食」とアナウンスされていたそうだが、果たして口に入る日は来るか...

おばさんからは「高校生レストラン」で名を馳せる相可高校について聞かれる。もはや全国区となった知名度、「こんな高校あるなんて、いいね~」とうらやましがられた。引き続き、鈴鹿サーキットやお伊勢さん、式年遷宮など、三重の説明をそつなくこなす。

自分にとってのソウル・フードってなんだろう?うーん、味噌煮込みうどんと、ナメコの味噌汁と、祖母直系の「たれ」で焼いたうなぎと、あとは水上家オリジナルのお好み焼き、牛さしだろうか…あ、ソウルフードというより、単なる好きな食べ物になっている。