2013年9月2日月曜日

#220 チーム三重

いつもの時間に起床し、昨日のうちに入手しておいた朝食を食べて出発する。夏休みがまだ半分以上残っているので、今日明日は20年来の付き合いの悪友Tのために捧げることになる。

はやぶさがちょうど仙台駅に到着するころに、駐車場にクルマを滑り込ませる。さすが東北の首都だけあって、朝の駅はたくさんの人でごった返していた。無事にTと合流し、一路仙台城址へ。立体駐車場に入れていたため、カーナビはしばらくあらぬ場所を指示している。

宮城に来てから既に3回目となるため、T一人で見学させておき、しばらく城址を散策する。雨が降ったりやんだりしているが、なんとかずぶ濡れにはならずに済む。
城址には、杜の都にふさわしく木々が生い茂っている。おそらく明治以降に植栽されたものと思われるが、立派に成林している。これから海岸に防災林を造成していくことになるが、大きく育った木を自分の目の黒いうちは見ることが出来ない。せめて、途中で挫折しないように頑張らなければ...
資料館の見学を終えたTと合流し、ひとまずずんだ餅を食べる。会津若松と津軽半島しか東北を訪れたことのないTにとっては、何もかもが目新しいようだ。
十分に堪能したため、一路東北道に乗って岩手に向かう。一関ICで降り、4号線を北上し平泉へ。岩手では2週間前から、宮城でも1週間前から学校が始まっているが、以南ではおそらく9月2日が始業となる。一大観光地でもさすがにこの日は閑散としている。

駐車場にクルマを置き、昼食はわんこそばにする。といっても、マンツーマンで次から次に入れられるタイプのものではなく、24個の椀に少しずつ入っているソバを何種類かの薬味で味わう。
微妙に満腹になる。少し雨の降る中尊寺の参道を登ることが辛い。中尊寺も、1997年、2000年、2011年と今回で4回目になる。2011年は駐車場で待っていたので、実質3回目。

参道の脇にお堂が並んでおり、まず弁慶堂をお参りする。中には義経と弁慶の木像が祀られている。Tは朱印帳にご朱印をもらっている。
引き続き本堂へ。足の悪い母のために、佛足石を模したお守りを買い求めた。
峯薬師堂は、目の病気にご利益があるそうだ。
そして、宝物殿である「讃衡蔵(さんこうぞう)」へ。ここは以前来たときはなかったような...
宝物は、中尊寺建立当時からある本尊や薬師如来など、国宝が多数安置されている。平安時代に造られた中尊寺には、きちんと平安時代の宝物が残っている。鹽竈神社には、残念ながら見当たらない。南北朝以前の資料は12~13世紀の津波で、江戸以前の資料は慶長の津波で流されてしまったのだろうかと、勝手に想像を巡らせる。

そして、金色堂へ。撮影が禁じられているのでお見せできないが、贅を尽くした建物は国宝にふさわしい。
今はコンクリート製の覆堂で覆われているが、近傍には以前の覆堂が残されている。
まだ見たりないところもあるが、行程が押してきているので毛越寺に向かう。Tは郵便局で風景員や記念切手を手に入れていた。

毛越寺の駐車場にクルマを止め、歩いているとアーモンド売りのおんつぁんから話しかけられる。花巻からやってきたとのことで、こちらは気仙沼からやってきたと告げる。アーモンドは不味くはないが、もう少し違ったモノの方が売れるのでは...せっかくなら、金売吉次の雰囲気でも醸し出せれば。
本堂
極楽浄土を表現したとされる毛越寺の庭園は、平等院鳳凰堂と雰囲気が似ており、平安時代のセレブリティが集いし場所だったのではと勝手に思いをはせる。実際、牛車置場などもあったりするので...
遣水
浮かぶ船、奥は州浜
出島
雨のしっとりとした毛越寺も、またおつなものである。しかし、時間的に苦しくなってきたので、後ろ髪をひかれる思いで出立する。
景観に合わせた(?)モノトーンのコンビニ
東北道や釜石道、遠野、仙人峠道路、釜石市街を通り、山田へ。三重とは違う趣きを見せる光景に、Tは心を打たれていたようだ。

すっかり日が沈んだ山田に到着する。ビジネスインやまだの駐車場で、1月前に高田でお会いしたS氏と合流する。中心部で店を探すが月曜日はお休みが多い。初音という店に入ることになった。

S氏とTは以前同じ職場で働いていたこともあり、久々の再開となった。俄かにチーム三重が結成される。おいしい刺身やツボダイに舌鼓を打ち、しばし談笑となる。
まだ話したらないが、今日はお開きとなる。このメンバーと次に会うのは岩手か宮城か、はたまた三重か...