2013年7月26日金曜日

#182 未曾有の豪雨

朝から微妙な天気。雨が強くなるかもしれないが、時間が迫っているので2号機で出勤する。

朝一、コンクリートの圧縮試験に立ち会ってほしいと連絡があり、何も考えず14時からと予定していたら、T班長から「今日ミーティングがあるんで...」と一言。慌てて予定の見直しを行う。
自分の思惑通りに仕事がはかどらず、いつの間にやら昼になってしまった。
雨の非ライブカメラ
午後一で班のミーティングを行う。スケジュールや進捗などなど...最初のころに比べると、ミーティングも活気づいてきたように感じる。
そして、圧縮試験へと志津川に向かう。途中、雨脚が強くなってくる。地盤沈下と排水路の破壊で、容易に浸水してしまう。特に志津川は要注意である。

試験終了後、南三陸町役場に寄り、戸倉の工事に関する相談を行う。あいにくS課長補佐は不在だったが、最近よくお世話になっているS上席技術主幹と話をする。すると、より事情に詳しいT技師を紹介してくださった。電話だと1対1のコミュニケーションになってしまうが、相手方に訪問すると、思わぬルートからヒントが芽生えてくる。

帰庁後、いくつか事務処理を行い、雨脚が強くなる前に帰宅する。
こたつ布団をクリーニングに出したり、野暮用を済ませてから大船渡へ向かう。しかし、市内から既に豪雨に見舞われ、走行が危険なくらいの状態になる。状況は陸前高田、大船渡と変わらなかった。途中冠水していなかったことが救いだった。

大船渡農林センターのO氏宅で、月例となりつつある「あり方検討会」(勝手に『あり研』と呼んでるが...)に参加する。前回も参加のH技師、新メンバーのS技師、Mさんと懇親となる。しかし、なんとなく豪雨が気になり、また参加メンバーの端末でエリアメールを頻繁に受信するので気が気でない。

そんな矢先、気仙沼市内に避難勧告が発表された。ベースキャンプも該当している。ひとまず居そうなW技師、T氏に連絡を取る。W技師はいつもと変わらず冷静沈着、T氏は「わ~!流される~w」と..そして、駐車場が冠水しているとの情報がもたらされる。万が一の場合は、1階に住むW技師には、2階のT氏宅へ避難するよう伝える。

何名かから、安否を確認する連絡をいただく。こういうときは「安」の情報も流さないとと思い、FBに近況を上げておく。
ツイッターやテレビのニュースから、気仙沼や気仙地方、一関などの情報が流れてくる。しかし、テレビのニュースでは岩手の情報が当然主体となるので、宮城の情報がつかめずもどかしい。

アメダス気仙沼のデータを見ると、時間雨量80mm超えている。三重県南部ではスルー出来てしまう雨量でも、雨の少ない地方では災害になってしまう。2000年の東海豪雨の際も、名古屋よりはるかに雨量が多かった尾鷲で、自分は普段通りの生活をしていたことを思い出した。

豪雨のピークも過ぎ、宴も散会となる。何も起こっていないことを祈ろう。