2013年7月4日木曜日

#160 帰還

昨日の雨は上がり、ちょっと蒸し暑い感じとなった。天気予報では若干不安定な天候とのことだが、2号機でいつものように出勤する。

さっさと出発の準備をし、圧縮試験立ち合いのため、南三陸町志津川のプラントに向かう。既に見慣れてしまった景色。「あっ」とか「わっ」とか立ち止まって写真を撮ることもないが、オープン間近のコンビニを見つけたり、建設が進むホテルの進捗を見たりと、三重にいた時とはスピードが違う、日々の変化がある。

今回は、クラック防止のためにマイクロファイバーを混入させたものを試験することになる。外観上は殆ど違いがないが、若干毛羽立っている。試験の結果は、有り無しでほとんど違いはない。
あまりこういった材料を使ったことがないので、また一つ勉強になる。
ふわふわ、と名付ける。
引き続き、歌津の現場で床掘検査となる。S代理人より若干早く到着したので、周囲を確認していると、突然型枠の中から人が出てきてギョッとなる。内部の清掃をされていたそうだが、物音一つしなかったので...。
施工は順調に進んでおり、6月の目標値55%を上回る60%の出来となっている。検査を終えると、代理人から相談が...。現場は生き物。入念に対策を施していても、自分たちの思うようにはならないこともある。

帰庁後、T班長からある入札が無事に終了したと朗報がもたらされる。問題なく終わると自信があったとはいえ、やはりホッとする。ただ、ようやくスタートラインに立ったばかり。三重と同じようなやり方が通用するのか、少し緊張、少し楽しみ。
非ライブカメラ
回覧された机上の書類を見ると、7月1日よりルールが変更されると書かれている。朝令暮改という言い方は良くないが、現場や実情に合わせるためレギュレーションが日々変化している。内容をT班長に確認する。最近は書類で回すだけでなく、声に出して周りにも聞こえるように確認する習慣にしている。

そして、予算配分など今後の事業の進め方についてT班長に相談。様々な事情が複雑に絡み、こちらの意図するような結果にならないのはやむを得ずか...。もう少し、県庁の担当氏と密なコミュニケーションが必要だ。夜の懇親会があると、ぐっと距離が縮まるのだが...

少し職場を開けることになるため、身の回りを整頓し、復帰後のタスクをまとめる。
そして、部長に帰還のあいさつをし、職場を後にする。何かすごいところに行ってしまうのでは、といった雰囲気になってしまった(^_^;)

途中不足しているモノを調達し、一ノ関駅へ向かう。気仙沼線で行ければ良いのだが、丁度いい時間の列車がなく、帰りもかなり制約を受けてしまう。気仙沼からアクセスしやすい東北新幹線の駅は、一ノ関駅とくりこま高原駅。後者には無料駐車場があるが、同僚の友人が車上荒らしにあってナビを盗まれたと聞いたので、少し費用は発生するが保険代と思い、一ノ関駅の有料駐車場にする。
入線するやまびこ64号
今回は、大奮発してグランクラスで帰ることにした。CAの方に伺うと、東京まで自分一人とのこと。
和軽食を頼み、しばしゆったりとした時間を過ごす。東京までの2時間半が短く感じられる。
東京駅で急ぎ東海道新幹線に乗り換え、ビジネスマンでほぼ満員の中、名古屋へ。名古屋で最後関西線に乗り換える。2両編成は立客で満員となってしまった。

気仙沼とは違い、夜でも少しムッとする自宅へ。ネコは相変わらず愛想がなかった。