2013年11月24日日曜日

#303 魅惑の街

6時に起きようとか、どうやら思っていた節があるが、そのような妄想は実現困難に決まっていた。9時前に起床し、シャワーを浴びてから朝食へ。小奇麗なバイキングでパンなどを食べる。

10時ギリギリまで部屋に引きこもり、チェックアウトしてから1号機に荷物を入れ、街へ繰り出す。飴も上がり、絶好のパレード日和だ。優勝パレードをどこで見るか、何も決めていない。今いる場所から一番近い広瀬通を西へ向かう。
東二番町通との交差点には、かなりの人だかりができていた。出遅れたのは間違いないが、ベストポジションを見つけようと反対側へ。比較的人も少なく、思ったより良ポジションを確保することが出来た。
ビルの窓から眺めている人も…
友人と電話で居場所などを話していたら、隣にいた方が親切に教えてくれた。東北のあったかさを感じる。ワンセグで開会挨拶やテープカットなどを視聴しながら、パレードカーの到着を待つ。折角なら、街路のスピーカーから挨拶が流れたらよかったが...

どよめきとともに、マーチング・バンドを先頭にパレードカーがやってくる。村井知事、奥山市長に続き、星野監督が!
続いて、選手を乗せたバスが。
銀次選手
田中選手
パレードカーが全て通過し、サッと人がいなくなる。駅方面に向かって歩き昼ご飯を...と思うが、どこも人が並んでいる。偶然見つけたインド料理の店で、カレーとナンを食べる。すべて食べ放題というすごい店だったが、名前を忘れてしまった...

少し駅前をブラブラする。タワーレコードに久々によってCDを買い求めたり、ヨドバシカメラで欲しいものを眺めたり。新しいパソコン、フルサイズのデジイチ、腕時計、掃除機...欲しいものがありすぎて収拾がつかない。買ってもいない宝くじが当たることを夢見る。

物欲を振り払いながら、泉区にある宮城県図書館へ。「県立」でないところが面白い。大規模な住宅団地の中を通り、メタセコイアの落葉を眺めていると目的地に到着した。前衛的な建物の中はとても静かだった。
あまり時間がないので、ざっと館内をめぐる。2階にある展示室では、紙に関する資料が展示されており、非常に興味深かった。3階には東日本大震災文庫があり、貴重な資料もそろっている。どれだけ時間があっても足りない...
奥には新聞のマイクロフィルムが格納されているコーナーがあり、我が(?)三陸新報も1982年ごろからすべて揃っている。縮刷版が発行されていない以上、ここを頼るしかなさそう。

いよいよ、みやぎ資料室に足を踏み入れる。閲覧者が誰もおらず、耳が痛いくらいの静寂だった。見たかった資料はあらかじめ目星をつけておいたので、担当さんに書庫から出してきてもらう。
今回は重点的に大島架橋関連の資料を閲覧するが、残念ながら自分の期待するようなものは得られなかった。1983年に発行された「地方都市気仙沼の発展と大島振興に関する調査報告書」は必要なところを複写する。最近はコピー機よりもデジカメの方が楽...
残念ながら閉館時間となり、やむなく後にする。

色々な意味で仙台は魅力的な街だ。震災以降、万人単位で人口が増えているのも理解が出来る。もちろん、気仙沼をはじめとする沿岸部の街も十分に魅力的だ。ただ、様々なニーズや欲求に応えるには、残念ながら物足りなくもある。気仙沼時々仙台という今の生活はある意味ベストかも...。

泉ICから東北道、仙台北部道路、三陸道を通り、河北ICで降りて道の駅上品の里へ。前から気になっていた温泉につかることに。
木造の美しい建物
湯上りに晩御飯を食べる。前も食べた金華サバの漬け丼。注文してからカキフライにすればよかったと悔やむが、これもおいしいので良しとしよう。
45号線をのんびりと北上し、ベースキャンプへと戻った。