2013年11月9日土曜日

#288 El Matador

7時半に目覚ましをセットしたものの二度寝をかましていたところ、三重からの来訪者N君から電話が入る。既に室根に達しているようで、急ぎ準備をする。残念ながら熱が下がらず、朦朧としている。しかし、体調とは裏腹に凄まじいくらいの快晴!

N君と友人のY氏にベースキャンプまでの道のりと適切に案内することが出来ず、少し迷わせてしまったが、無事にたどり着いてもらった。お願いしてあったスタッドレスタイヤを受け取る。宅配便させてしまって恐縮...

ここからN君(家?)の愛車、プリウスの親玉のキーを受け取る。風呂に入りたいというリクエストに応えようとプラザホテルに案内するものの、日帰り入浴は12時からの営業。しかもお魚いちばのレストランも10時からで、ことごとく空振りしてしまう。朝食はやむなくコンビニとなってしまった。

行きつけの星石油店で給油。「今日は違うクルマですね(笑)」と店員さんと少しお話。行き先を告げると、釜石の中村屋で昼ごはんはどうですか?とアドバイスをいただく。

陸前高田の街を案内し、大船渡へ。加茂神社から移ろいゆく街を眺める。
なんか右の方がおかしい…
大船渡の街を抜け、三陸道に乗り北上。越喜来小学校の渡り廊下を見せたいというN君のリクエストに答えようと向かったところ、やはりというか、小学校は既に解体済みだった。伝説の街吉浜を案内し、釜石へ。

釜石駅近くの中村屋を訪ねるも、食堂はサンフィッシュ釜石の2階に移っているとのことで、徒歩で向かう。風が少し冷たく、冬が近いことを知らせる。
開店10分後くらいに店の前に着いたが、既に満席で待っている方もみえた。15分くらい待って店内に案内され、釜石お宝丼を注文する。
食後、三鉄の釜石駅に立ち寄り、鉄道ダンシのクリアフォルダを買い求める。田野畑ユウ、恋し浜レンに加え、新たに西武鉄道に勤務する恋ヶ窪ジュンが加わった。

大槌、山田を通り、宮古市田老へ。たろう観光ホテルは震災遺構としての保存が予定されている。初めてこの地を訪れるY氏に震災のスケールを伝えるには、遺構という実物を見てもらうのがよいと思った。本物の持つ説得力は何物にも代えがたい。
Y氏は街づくりや都市計画に造詣が深いので、大槌のショッピングセンター「マスト」にある情報プラザに寄ってみることに。
気仙沼では先日、南郷地区で初めての災害公営住宅の起工式が行われたばかり。それに比すると大槌のスピードは凄まじい。
2013年7月時点の吉里吉里の集合住宅
 提案されているパースは、どれも大変魅力的なものに写っている。
蓬莱島のステッカーや三陸復興カレンダーを買い求め、気仙沼へと戻る。
夕食は、もはや定番ともいえる「より道」に向かう。二人ともあまりお酒を飲まないので、白ご飯を注文していた。
N君とは長い付き合いだが、Y氏とは面識はあるものの、あまり話したことはなかった。しかし、芸濃のこと、三重のことなどなど、だんだん話が盛り上がってきた。またこのメンバーで、今度は三重でガッツリいきたいと思う。
N君から、自分は闘牛士のように、相手の「口撃」をかわして、ブスッとやる技能を持っていると評価された。うーん、果たしてそんなことが出来ているのだろうか謎である...

帰りがけ、店主と三重のカツオ船が里帰りしているという話をしていたら、座敷で飲んでいた方に声を掛けられた。建設業に従事されている方で、三重からやってきているとのこと。同席されていた方とも打ち解け、三重ネタで盛り上がる。なにやら新しい展開が生まれそうな予感がした。