2013年6月10日月曜日

#136 合わせる

昨日と同じ様な暖かな陽気。現場着が8時なので、いつもより1時間早くベースキャンプを発つ。暑くなりそうな感じなので、今日から長Tをやめてポロシャツに変更する。

今日はまだ誰も出勤しておらず、守衛さんから鍵を預かる。ブラインドを挙げたり、窓をあけたり。
時間的に厳しきなってきているので、速やかに出発する。

気仙沼を南北に貫く45号線は、最近慢性的に渋滞している。一部区間はバイパスが整備されているものの、圧倒的にクルマが増えているような感じがする。がれきや資材の運搬、復旧工事、またそれに携わる人たち。上り線の渋滞も結構続くが、下り線はもっと深刻で、市内から本吉まで断続的に渋滞していた。

現場では既に段取りが整えられていて、自分の到着が待たれていた。もう少し早く出ればよかった...
品質確認中、建設中の生コンプラントの話になった。近日中に供用開始となるが、骨材の調達が難航しているようで、当面は単一規格の製品しか供給できないとのことだった。今のプラントより圧倒的に近いので、こちらの施設が利用できればよいが...

現場立会いが終了し、引き続き志津川で圧縮試験に向かう。当初スケジュールでは午後の予定だったので、ダブルヘッダーを覚悟していたが、圧縮試験の時間変更が出来たので、連続して対応することが可能となった。プラントの担当さんに感謝したい。

被災地の施工現場では、譲れないところはもちろん譲れないが、合わせられる方が合わせなければ物事は前に進まない。受注者も発注者も目的は同じ。早く目的を達成するためには、どっちが上とか下とか、そんなことは全く無意味である。

帰路、以前から気になっていた吹付枠工の施工現場を偵察する。既に作業は完了していたが、近くで除草をしている方に声を掛けられた。この現場の関係者で、会社は南三陸町内にあるものの、この部分に関しては岩手の業者に外注したとのことだった。その業者も、また次の現場へ。各地で業務が大量に発注されているので、ひっぱりだこのようだ...
目地が入ってます
帰庁すると、津地域防災総合事務所の方から電話があったとのこと。折り返し電話をかけてみると、計画している講演会についてのアシストの依頼だった。以前防災部局にいたときの同僚なので、可能な限り対応を考えてみる。
非ライブカメラ
午後、先日の痛恨の事態を挽回するための資料作成など、もろもろ行う。午前中に比べ、気温が下がってきた。
そして、今度は防災対策室のシステム担当氏から連絡が。掲載されているコンテンツに関しての問い合わせだった。平成15年にリリースしてから早10年。第2世代になった今も、多くの方に利用されているのかと思うと感慨深い。

業務終了後、菅原歯科医院へ。治療が終わってから、Jr先生が携帯電話の写真を見せてくれた。シトロエンだとはわかったものの、DSに良く似ているがちょっと違う。SMというクーペだ。マセラティ製エンジンを積む憎いヤツ。幼少のころ、メタリックグリーンに塗られたトミカのミニカーを持っていたが、実車を見たことはない。あぁ、これが気仙沼に来ていたと思うとちょっとうらやましい。

いつもの大型ショッピングセンターで歯間ブラシなど買い求め、そしていつものこけしへ。野菜不足が指摘されている中、中華飯を食べることに。
日が暮れると、やはり少し肌寒い。それでも一時を思えば夏に相当近づいた。
それにしても台風が気になる。三重も宮城も日本のどこでも、被害が出ないことを祈ろう。