2013年6月3日月曜日

#129 ちょこっとセンパイ

寒い。上着を羽織るか羽織らないかギリギリのところ。勇気を振り絞って上着なしで出発する。ひんやりとした風が心地よかったりもするが…

出勤すると、机上に河北新報の切り抜きが置かれていた。昨日の植樹イベントのもので、A総括の心遣いに感謝する。三重にいたときは、土日に何やっていたかとかちょっと雑談が入ったりするが、ここでは相互不可侵なのか...一方的にこちらの出来事を話しておくことに。

そして、四日市のIさんから頂いた新茶をみんなに飲んでもらおうと、臨時職員のOさんにお渡しする。しかし、銀色のそっけないパッケージなので、どこのお茶かわからない。その辺にあった油性ペンで「伊勢茶」と書き込んでおく。
かなり大量にいただきました!
金曜日の現地調査の報告をまとめ、今日中に仕上げようと、ある書類の作成に勤しむ。9割方完成してはいるのだが、あと1割が非常に苦しい。システムが利用できればこんな苦労もないのだが、ここではそうもいかない。「サイディーン、カムバッ~ク!!」と心の中で叫ぶ。

T班長から、12日に伝達訓練が実施される旨アナウンスがある。既に2回実践しているので、態勢は万全である。
非ライブカメラ
パートナーのS技査と、南三陸町の現場について少し話をする。これから事業を行う予定の場所で、自分の現場とS技査の現場が隣り合っており、その間に土木部が管理する川が流れている。事業内容についてディスカッションするが、我々の意図しないところで予想外の出来事が起こっていたことがわかった。地元の人たちの想いが反映されたというわけではない。東京の一方的な理論が跋扈していた。

14時過ぎ、県庁で辞令交付を受けたニューカマー、I氏が登場した。ニューカマーといえど、自分より一回り以上年上で、茨城から単身赴任でやってきた。この明るく元気な感じ、元大船渡のテクニカル・アドバイザーT氏を彷彿させる。I氏はしばらく別室でオリエンテーションを受けることに。

こちらは引き続き作業を行う。システムで完結すれば発生しない凡ミスが散見される。うぅ、生産性が上がらない...

オリエンテーションを終えたI氏が、メンバーに紹介される。「わからないことばかりですので、いろいろと教えてください!」と言われる。そうか、もう2ヶ月ここにいるんだな。ほんのわずかだが、自分は
先輩になっていた。

99%くらい資料が完成したところで行き詰る。この項目は班長に聞かないと分からない。キリもいいので職場を後にする。大型ショッピングセンターで牛乳と半額のパック寿司を買い求め、手袋が欲しくなるくらい寒くなった街を走る。

帰宅後、人生で一番お世話になっている知人の息子から電話があった。来月の結婚式で、少しだけスピーチをしてほしいと頼まれる。彼と初めて会ったのは自分が大学3年の時、もうかれこれ20年近くが経つ。少しだけ人生の先輩だったので、彼は自分にいろいろ尋ねてくれたし、末っ子の自分にとっては弟のような存在でもある。こうして今でも頼ってくれるのはうれしい限り。

職場でもプライベートでも、自分より年下の人たちに出会う機会が多くなった。今まで自分がしてきてもらったように、これからは若い人たちの活躍を支えられるようになっていきたいと思う。あ、もちろんI氏のフォローも!