2015年2月28日土曜日

#764 一生の友達 #1

いつもより少し遅い時間に起床し、洗濯などをしていると、S総括から電話が入る。フェリー乗り場まで乗せていってほしいとのことだった。

11時過ぎにフェリー乗り場に向けて出発する。風もあまりなく気温も高め。絶好のドローン日和だが、今日は業務が・・・

エースポートに到着し、駐車場管理のおんつぁん、A氏に挨拶。仕事で向かうと伝えると、「遊びしかだめだべ(笑)」と返事が返ってきた。
大島行きのフェリーに乗り込む。外の景色を眺めることもなく、モグモグと買ったパンを食べる。
船内には土砂を積んだダンプが数台。効率は決して良くなさそうだが、やむを得ないのだろう。
浦の浜に到着する。1台のクルマでピストン輸送してもらうことになっていたので、S総括、K氏と自分は待合室で少し待つことに。
ペレットストーブと住田製ペレット
大島開発センターに到着。ここで開催される防潮堤ならびに防災林の説明会の準備を行う。既に三陸新報のT氏が来場されており、少し話をする。
三々五々と来場者がお越しになられる。その中に、以前お話を伺った水上忠夫先生が。同姓のよしみで家紋の話になる。今日もお元気で居られたので安心する。

13時半から説明会が始まる。会場は満席となり、追加で座席の補充を行う。そして自分は動画撮影を行う。
説明会はおよそ1年ぶりとなる。この1年間で進められた設計内容や方向性について説明が進められる。より具体化した内容について、より具体化した質問や意見が寄せられる。この事業への関心の高さを感じる。(会の様子などはこちらから)

予定通り会は終了する。後片付けを始めているころに、大島のしんちゃんことO氏と。K氏が説明会の途中から来てくれていたと教えてくれた。資料の簡単な説明を行い、少し話をする。大島の未来、気仙沼の未来はしんちゃんにかかってるんだよ、とプレッシャーをかける。

帰路は浦の浜までクルマに乗り切れなかったK氏、H主事とともに、O氏に送ってもらうことに。
本来なら亀山から撮影したと言っていた鹿児島のk氏がフェリーで到着しているはずなのだが、1時間遅れるとのこと。さすがk氏...

再びフェリーで本土へと戻る。
デッキに現れたk氏
行きも帰りも工事関係車両満載
フェリー乗り場から気仙沼の母の元へ。頭を切ってもらおうかと思っていたが、明日の卒業式に参列する予約のお客さんを優先するとのことで、明日に先送りとなる。偶然にもミサコさんが来ていたので、3人で雑談タイムとなる。ミサコさんから「最近姿見ないね」と言われる。徒歩通勤だとルートが変わっちゃうんで...汗

ベースキャンプへと戻り、しばらくすると、杣遊会のI氏、そしてKさんが迎えに来てくれる。今日は高田へ連れていかれることになるが、果たしてどこに行くのやら...

米崎の田んぼ道を進むと、真新しい料亭が現れる。
「今日は何の日か知ってる?」とI氏。先日事務局のM氏から電話があったので、なんとなく察しはついていた。そしてしばらくするとハイエースに満載されて、杣遊会のメンバーがそろう。

一足早く、送別会を開催してもらった。2011年の大船渡市役所派遣時代からお世話になっている杣遊会のメンバー。2度目の派遣でも忘れられない思い出がたくさんできた。被災地での暮らしが充実していたのも、このメンバーのおかけである。本当に感謝してやまない。
Kさん自作の気仙名物「かぎもち」
短い時間では話足りない。もっともっと話したいことがあったが、無情にも時間となってしまった。餞別までいただいてしまい、本当にありがたかった...
帰路は再びI氏に乗せてもらう。大船渡でまっちゃんことM氏をおろし、再び高田でY君と合流、I氏、Kさん、そして住田の森林管理官事務所にいるAさんも加わり、学生のノリで気仙沼のファミリーレストランへ。

車内でI氏と木材の過積載について話になる。建設業界や運輸業界では過積載は厳しく取り締まられており、コンプライアンス的にも問題である。しかし林業業界ではあまり話題になることもない。こういった「非合法木材」によって市場の価格決定がなされるのであれば非常に問題であり、ひいては業界を大きく疲弊させてしまうことになり兼ねない。海外の非合法木材に注目が集まるが、日本でもこういった問題があるのであれば、それは是正しなければならない。現場ならではの着目点に、頭が下がる。

みんな若いなーと思いながら、いろいろな話で盛り上がる。I氏が、「再来年フィンランド行きましょう!」と持ち掛けられる。林業機械展へのお誘いだった。スマホでいろいろ探していると、想像以上に安価で行けることが分かった。岩手に行くのと変わらないくらいかも。その日を楽しみにして待つことに。

日が変わって随分時間が経ってから散会となる。このメンバーとはまた必ず顔を合わせるだろう。一生の友達になることを祈念して...