2014年12月23日火曜日

#697 1000人の知恵

雪は止み、晴れ間が広がっている。しかし、辺り一面銀世界となっていた。身支度を整えて、集合時間ギリギリに駐車場へ向かう。既に兵庫のK氏は準備万端、若干遅れてk氏が到着し、一路仙台へと向かう。

途中、「たっぺ」すぎる区間を走る。346号線沿いでは田んぼに転落したクルマも...本当に冬は嫌だ...

三陸道に入ると、断続的に渋滞しており、予想よりr時間が掛って仙台東ICにたどり着く。昼食を摂る時間があまりなかったので、ファストフードで済ませることに。k氏は小学生ばりに携帯ゲーム機を持ち込んでいる。二児の父なのだが...

リーズナブルな駐車場にK氏のクルマをねじ込み、時間ギリギリセーフで仙台市役所に滑り込む。静かな管内の至る所で案内が行われており、迷うことなく8階のホールにたどり着く。撮影会の表彰式に向かうk氏とは一旦お別れする。

K氏が誘ってくれた「1000人のクロスロード」というイベントが開催される。神戸のメイン会場、ここ仙台と高知のサブ会場、そして7つのサテライト会場(札幌・酒田・新潟・横浜・静岡・呉・福岡)。参加者はおよそ1300人とのことだった。

災害に直面した時にどういった対応を選択するか、カードで意思表示をし、そのジレンマにいかに向き合ったかを語り合うクロスロードというゲームは、デビューしてから10年が経つ。大阪の発表会に隣席していたことを思い出し、月日が流れるのは早いと実感する。

5人掛けのテーブルに、K氏のリクエストにより、あえて別々に座る。偶然にも、長崎県南島原市から南三陸町に派遣のH氏を見かけたので、合流することに。派遣3年目の氏も、さすがに来年は戻るのか...
 会が始まる。
MCもクリスマスムード
結構な賑わい
メイン会場とサブ会場、一部のサテライト会場とはGoogleハングアウトで結ばれており、リアルタイムに情報のやり取りが行われる。
今回は4題が提示された。クロスロードと言えば定番の発災直後の市役所職員、被災翌日の20代女性、小学校の津波避難、非常持ち出し袋。
仙台会場からの出題
気仙沼地方振興事務所の渡辺所長は神戸会場
みんなで議論
結局、自分のグループは金の座布団が3つという結果に終わった。うち一つは自分が手に入れたのだが...

同じテーブルにいた、仙台の防災系団体に所属する方と少し話をする。
「津波で被災したところ以外は、被災地と思っていないですよね?」と問いかけられる。確かに、そう思う節はある。しかし、仙台だけでなく、沿岸部以外でも震災で大きく被災しているのは事実である。こちらにいるうちに、須賀川も行かなければ...

神戸会場が終わり、こちらも終了ムードが漂う中、仙台独自プログラムが行われる。中締め後にダラッと居残る風習のあるこの地方らしい、といったら失礼か...
防災の体操
記念撮影
 会場を後にし、再びk氏と合流して華やかな仙台の街へ。
勾当台公園のスケートリンク
窓のメッセージ
 そして、光のページェントへ。点灯を待つ凄まじい人、人、人...
で、点灯
 雑踏を掻き分けて、夕食を摂りに喜助へ。
 そして、再び光のページェント。
記念撮影
 今日は様々な主体によるパレードが開催されており、中央の緑道は通行止めになっていた。そこからの撮影を目論んでいたk氏はややご立腹...
 一通り撮影をしきったので、帰路につく。行きと同じルートで戻るが、登米東和ICから先が地獄だった。かつてなく運転に緊張しているとのK氏の言葉も理解できる路面状況だった。

45号線に出ると、状況は大きく改善される。やはり沿岸部は暖か。
ホヤぼーやバルーン now on duty
j事故もなく、無事にベースキャンプへと戻った。