2011年10月28日金曜日

#9 Ready to be reborn

なぜか、両手人差し指の第一関節が切れていた。
よく、固い紙を「シュッ!」とやった時に出来る、あんな感じ。原因不明。かまいたち?

昨晩、いつもより寝る時間が遅く、当然起きる時間も1時間遅かった。朝飯を買い忘れていたため、とりいそぎコンビニでサンドイッチを買う。
よって、昨日偶然見かけた、岩手開発鉄道の試運転の記事が1面を飾っている東海新報に目を通すことはできなかった。

朝のあわただしい時間、秘書広聴課に写真のデータを持参する。コンパクトな執務室の中に別室につながるドアがあり、そこがどうやら、おおふなとさいがいエフエムのスタジオっぽい。忙しいにも関わらず、T係長は元気いっぱいである。

11時過ぎ、地震が起こる。大船渡の震度は2と1(震度計が2か所ある)。三重は地震が少ないので、横で打ち合わせしている人がいるにもかかわらず、「あっ!」とでかい声を出してしまった。他のメンバーは誰も反応していなかった・・・むしろ私の声にびっくりされたかも(汗

最近は間抜けな事態(?)が発生せず、昨日のセミナーの報告書、県庁報告用週報の作成、補正予算の資料などを淡々と・・・というわけにはいかず、週報は事業者からもらったデータの理解に若干の時間を要した。

一つ発見があった。北上市から派遣されているS主任のパソコンのモニターに、見覚えのある画面が出ていた。工事の積算システムだが、なんと三重と同じもの(のよう)!
いかにも操作できるみたく、うそぶく。あ、一応できます。

金曜日は隔週で、がれき撤去を行っている幹事社との定例会がある。現場事務所に詰めるスタッフも参加し、かなり大人数の会議で、事業実施の上での課題や懸案事項などについて意見交換が行われる。

会議で一番印象に残ったのは、お互いが相手を思いやっていることである。
通常なら、発注者と受注者の関係はもっとドライで、シビア。しかし、共通の目標に向かって、市役所も事業者も真摯に取り組んでいる、初めてゆえ、様々な難題や課題が出てくるが、解決に向けてお互いに知恵を出し合う。

以前、職場のワーキンググループのメンバーに、今までやってきた仕事の中で、一番印象に残っていることは?と聞いたことがある。
一つは、共通の目標に向かって、みんなが一丸となったこと。もう一つは、組織外の人たちと連携して成果をあげたこと。

様々なプレーヤーが、自分たちのやっていることを信じて、前に進んでいる。
いつの日か、この復興に向けた取組が評価されるときがくる。しかし、みんなが胸をはって、自分たちのやってきたことは間違っていない、と言い切れると思う。
この街の再生に向けて、良いパートナーシップ、いや「絆」が生まれている。

帰路、洗濯をし、朝御飯を買いにマイヤに行く。
みかんとパンを買い、帰ろうとしたところ、前に買いそびれた高田松原Tシャツと、今日発売の東海新報の縮刷版を買う。
7月に訪問した際もたくさんの本を買ったので、いつか職場のナレッジルームに東日本大震災を伝えるコーナーを作ろうかな。

晩御飯は、昨日宣言した「黒船」に行く。しかし、電気が消えている・・・
前回は定休日と思ったが、実は違った。黒船のラーメンがどうしても食べたい!!
また市内にもどり、ほっとポットで名物のげんこつハンバーグを食べる。久しぶりに肉を食べたような気がする。
そしてベースキャンプに戻り、先ほどかった縮刷版に目を通そうかと思ったら・・・
ガーン!前買ったのと同じ本・・・(/_;)
きれいなのを買おうと、下から抜いたのが間違いだった。どなたかに差し上げようと思う。