2011年10月26日水曜日

#7 いろんな支援

早くも一週間が経ってしまった。

今日は全国的に寒いらしく、ここ気仙地方もひんやりとしているが、それほど寒く無くて安心する。
昨日買った20%オフのパンを食べ、「パッチ」をはこうかどうか悩んだが、今日は我慢する。

いつものように東海新報に目を通すと、三陸中部森林管理署が、国際森林年のイベントとして「五葉山麓で秋の森林浴」を開催し、大船渡から住田の仮設住宅移られた方も参加され、大満足だったとのこと。
いろいろな形の被災者支援があると思うが、こういったイベントも一つだなと、実感。

住田は林業が盛んな土地なので、原木を満載したトラックなどとよくすれ違う。
今朝は、ホテルの前のガソリンスタンドで、ボンネットのあるトラックを見かけた。
見づらいが、真ん中クルマ
三重ではほとんど(というか全く)見かけないが、住田には2~3台くらいいたような気が・・・
今度はディテールの撮影に臨みたい。

久々の晴天なので、市役所撮影。
高台に建つ大船渡市役所 入口には心臓破りの坂あり
朝一、U係長から広報大船渡の原稿チェックを依頼される。
発行前なので詳しいことは書けないが、少なくとも私がチェックできる内容の記事で、掲載されたらブログで紹介予定。
広報のサイトには、壁紙に使える大船渡の写真もあるので、ぜひご覧いただきたい。

ちなみに、建設課には業務係、土木係、用地補償係、道路管理係の4つの係があり、座席表の上では27名、その他現場事務所にいる職員も含めるとかなりの大所帯である。
私以外にも、建設課には知っている限りで、北から岩手県北上市、東京都板橋区、神奈川県相模原市、長野県佐久市、浜松市、いなべ市、大阪市、堺市、山口県宇部市、大分市など、全国各地から来た派遣職員が働いている。

先日机上に配布されていた職員組合の広報誌には、派遣職員のリレーインタビューが掲載されており、短期間でも仲間として扱ってくれてとてもうれしい。
実際この職場でも、お客さんという感じではなく、あまりにすんなり溶け込めてしまい、とても働きやすい。

そして、久しぶりに市会議員のS先生が来課される。いつもの魚屋さん、樋口魚店の情報は、S先生からもたらされたものである。昨日もお邪魔したことを伝えると、「なんでも頼んだってくれ!塩辛は最高においしい!」とさらなる情報がもたらされた。

昼、昨晩連絡のあった東洋大学のN先生に電話をかける。11月上旬に陸前高田市と南三陸町に調査に行くが、宿がとれないか?という連絡だった。いまのベースキャンプに問い合わせると、運よく空いていた。初の来訪者に胸が躍る。

午後は、これから現場に行く機会がなくなりそうなので、T副技監に同行し、仮置場の温度測定に向かう。
現場のオペレーターに、三重から派遣されていると告げると、「どうりで言葉がきれいだ!」と言われた。う~ん、そうなのかな?

また、午前中に船舶解体の打ち合わせに行っていたときに見つけたものの話を聞いた。
解体予定の船の近くに、大穴が開いていたとのこと。どうも、昔の金鉱の跡らしい。相当深いらしく、どこまで開いているのかわからない。
そういえば、津市の半田で、磨き砂の跡が陥没したというニュースを思い出した。何かが落ち込むということはなかったが、津波がもたらした出来事の一つである。

旧吉浜小学校から、砂子浜に移動する際、吉浜の集落の商店に止まる三重ナンバーのライトバンを発見!同業者か?と思い、店から出てきた人に声をかけたら、愛知県から仕事で来ているとのこと。
今、大船渡には全国各地からたくさんの人が訪れている。その方たちが、地元のお店で商品を買い、食事をし、日々生活をすることで、経済が活性化する。これも一つの支援だと実感した。

18時のミーティングの前に、秘書広聴課のT係長が訪ねてこられた。原稿に生意気にも朱入れしてしまったことを謝罪し、今日車内でおおふなとさいがいFMを聞いていたことを話した。
おおふなとさいがいFMとは、臨時災害放送局のことで、市役所2階にスタジオがある。

7月に日本災害情報学会の調査で、宮城県塩竈市と南三陸町の災害放送局を訪問したが、時間的制約があったため、余裕があるときでかまわないので、一度お邪魔したいと申し出たら、快諾していただいた。もしかしたら、78.5MHzで水上の声がONAIRされるかも?
南三陸災害エフエム@ベイサイドアリーナ(7月撮影)
放送の中では、大船渡市有林美しい森林育成事業で、市有林の枝打ちなどを行う人を募集していた。この時期でも市有林の管理をやっていくという心意気と、林業が雇用の受け皿になっていることがうれしかった。

ふと、大気汚染の測定局のことが気になり、岩手県のホームページを見ると、大船渡駅近くの茶屋前に測定局がある。環境省のそらまめ君を見ると、ずっと欠測になっている。
昨年度は、二酸化窒素を測定していたので、住所を検索して確認に行ってみる。
街灯のない真っ暗な通りに、住所に該当するビルがあるが、2階も浸水しており、今は利用されていなかった。

また、前から気をもんでいたクリーニングに、ようやく出すことができた。
市役所最寄りのハタケヤマクリーニング店で、8時まで営業しているのもいい!
「明日の5時以降なら出来上がっています」
ホっとした・・・

晩御飯は、前から気になっていたラーメン店に行こうと思ったが、今日はお休み。リアスホール前のチェーン店一番亭に行く。
大船渡店オリジナルの中華そばのコロッケセットを注文。おいしい!
レジでお金を払うとき、店員さんに話しかけられ、三重から、と伝えたら、第一声は「赤福はおいしい。あんまり甘くなくて。」
三重の第一印象のリサーチもしなければならない。