2013年8月28日水曜日

#215 on sight

カーテンの隙間から差し込む朝日に睡眠を妨害されながらも、いつものように起床し、いつものように出発する。2号機で乾いた風を切り裂いていく。

コンサルと電話で打合せ、土木事務所のY技査から図面をもらったり、視察の段取り、書類の作成などなど、バタバタっと時間が過ぎていく。11時過ぎに治山班のS主任主査とM技査が到着、事業の進捗状況など打合せを行う。以前お預けした排水接続関係の結論も出たとのことで、また一歩前に進められる。

昼食を摂りがてら、施工予定箇所へ確認に向かう。45号線沿いの手もみラーメンに久々に立ち寄るが、みんなの反応とは異なり、個人的には...次回があれば、しょうゆ味以外のラーメンにしてみよう。

まずはH技査が担当する市内の予定箇所へ。海側、陸側、漁港、土木、公園と様々な調整が求められている。また、設計、施工にあたっても一工夫求められる。一人無言で「うーん、うーん...」と考え込んでしまった。
このように現場に来るとよく思うのが、今できることは今やっておくべきということ。平常時に先送りにしてしまうと、災害発生後に大変困ってしまうことがある。特に地籍調査は絶対にやっておくべきと思う。むしろ今だからこそ、積年の課題や懸案が進められる、という話もあるが…。

引き続き、自分の担当する歌津の予定箇所へ。図面と電話でやりとりするより、現地で顔を突き合わせてディスカッションする方が圧倒的に有利だと改めて感じる。こちらの抱えている課題も、的確に示すことが出来た。
そして、久しぶりにチーム白老の親方に会う。奥尻島の話や北海道のことを少し話す。

自分の担当する戸倉の予定箇所では、現在設計の見直しを行っており、この辺りにこうやって、と全身(?)で表現する。そのシーンを見たからなのか、青色回転灯を点けた白黒の軽自動車が近づいてきた。怪しい人物ではないということを説明する。
パトロールしていた3名は地元の方のようで、昨日の懇談会とはまた違った意見を聴くことが出来た。きっかけはどうであれ、こうやってこの場にいたことで初めて聞ける話もある。

帰路、H技査といろいろ身の上話をする。H技査、T氏、そして自分も3人兄弟の末っ子。自分は末っ子っぽいとよく言われるが、二人はなんだか、自分よりはるかにしっかりしているような...
合庁でクルマを降りると、秋の匂いがした。

業務終了後、大手ショッピングセンターでパック寿司を買い求める。100円引きのお稲荷さんだけにするつもりが、横の方に目をやるとウニの軍艦巻きが...2割引きだったので、思わず買い求めてしまった。最近ウニに目がない。しかし悲しいかな、味も2割引きだった。

昨日から、岩手県宮古市田老地区について書かれた本を読んでいる。「万里の長城」と呼ばれる防潮堤の是非については、様々な媒体が様々な視点から論評している。書籍以外の情報も集めながら、近いうちに田老をしっかりと見てみたい。