2013年8月11日日曜日

#198 きてけさい!

6時過ぎに激しい雨音で目覚めるが、あまり惰眠を貪ることもなく、9時ごろに起床する。朝食を摂っているころ、相模原のジャイアンこと、大船渡市役所派遣のH氏から電話が。神輿を担ぐので見に来いとのこと。予定はしていたので、集合場所を確認、準備をしてから出発する。

集合場所となった南気仙沼にあるホテル一景閣。周辺は嵩上げが予定されているため、ほとんどが更地になっている。ホテルも被災したが、今は整備が完了しており、たくさんのお客さんを受け入れている。
改めて設置された定礎
おしゃれなエントランス周辺
先日の七夕まつりでも顔を合わせたメンバーと少し談笑。暑さで喉も乾いたので、ホテルのフロントで「潮騒ダー」を買い求めた。
会場となる「お魚いちば」まで歩いて向かう。しかし、暑い...もうこの時点で体力の半分くらい消耗している。昨日のはまらいんや踊りのダメージも...
お魚いちばでも、かなりの時間待機することに。土産物を見たり、雑談したり...のんびりとした時間が過ぎていく。しかし、北西方向から明らかに雨雲が近づいている。
12時ごろ、神事が終わっていざ出発となったころ、土砂降りになってしまった。それでも出発する剛の者もいるが、Xバンドレーダーを見ていると、10分くらいで抜けそうだった。
剛の者たち
ほぼ雨が上がりかけたころ、神輿が出発する。

また歩いてクルマへと戻る。この界隈を歩くのは初めてなので、結構新鮮である。M氏もしきりに写真を撮っていた。
水たまりになってしまった理容店跡
盛り上げられた理容店
ホテル一景閣の隣には、一景島神社がある。もともとは島だったが、周囲が埋め立てられたために、島という感覚はない。先日、周辺に植樹が行われたばかり。
新築された本殿と鳥居
古の一景島
1700年代末期から1800年代初頭に作られた石碑。
寛政の三陸地震津波以降か...
昼を既に過ぎてしまったが、一路南三陸の志津川へ。途中、M氏は夢の中...
南三陸さんさん商店街で、何を食べようか思案。熟考の結果、田中前という店に入り、ウニ丼を食べることに。南三陸は街を挙げて「キラキラウニ丼」を推している。
まいう~(©石ちゃん)
そして、ストライクで強力な雨雲が志津川にやってくる。今日は呪われているのではないのかというくらい、雨雲に付きまとわれている。幸い、食後には雨は上がった。

商店街近くで給油をする。気仙沼より10円以上安い...引き続き、歌津の伊里前復興商店街へ。
今日は歌津復興夏まつりが開催されている。震災で流れてしまったポストが、回りまわって西表島に漂着。その「ポストくん」の帰還を歓迎する宴でもある。

いつも仕事で前を通るときは閑散としている広場が、人で溢れている!到着したころには、地元出身の歌手まきのめぐみさんのステージが始まっていた。

ポストくんはアクリルケースに収められている。
花で飾られている
横たわるポストくん
会場をうろうろしていたら、お店の方に自分の着ていた南三陸Tシャツを見つけられてしまう。タオルをおすすめされ、少しレトロなデザインの田束山の絵柄の入ったものを買い求める。
八重山諸島の観光ブースもあり、大好きなちんすこうが食べ放題になっていた。少し遠慮して、一つだけいただく。おいしい...

南三陸観光協会では、FBに南三陸のことをUPすると、ピンバッチがもらえるというキャンペーンを行っている。さっきウニ丼をUPしておいてよかった!

そして、BEGINのステージが始まった。生で見るのは初めてである。おそらく、普段のライブとは違ったとてもまろやかな雰囲気である。泳げたいやきくんや、カバー曲など、幅広い年齢層に合わせた選曲をされている。ボーカルの比嘉さんは、昔からお世話になっている三重の親方に、顔も体型も本当に良く似ている。元気にされているかな...
ブルーシートは刺激的
三線の花やオジー自慢のオリオンビールなど、おなじみの曲が流れ、そして、聞きたくて仕方がなかった「島人ぬ宝」が...
歌津で、BEGIN本人の歌声で...感無量だった。
みんなでカチャーシーを踊って、ひとまずステージは終了。
引き続き、歌津のために、歌津の子どもたちのメッセージを元にBEGINが作ってくれた歌「歌津にきてけさい」が、即席の振り付けとともに披露される。
練習中
そして、中央のブルーシートを囲むように、輪になって踊る。得も言われぬ一体感が、会場を包んだ。

一旦気仙沼へ戻り、お土産を買いに回る。M氏は三陸みやげを両手いっぱいに買い求めてくれた。外ではLIGHT UP NIPPONの花火が打ちあがっていた。ベースキャンプで少しねまってから、M氏を見送る。

三重からのお客さんが、ほぼ毎週のようにこの地をを訪ねてきてくれる。美味しいものを食べ、たくさんお土産を買ってもらって、そして三重に帰ってから、この地方のことを伝えてくれる。そして、自分を訪ねてくれるのも、とてもうれしい。
「きてけさい」とは、来てくださいという意味の方言。今、自分がこの地にいることで、たくさんの人がやってきてくれるのなら、それもささやかながら復興支援になっているのかな、とふと思った。