派遣元からメールが入っていた。来月の訪問を検討しているとのことで、ひとまず部長とA総括に報告し、クルマを抑えておく。しばらくしてから、スケジュールを再検討と連絡があったが、どんな形であれ、今の被災地を見てもらえることに感謝したい。
しばらくして、総務のS主事から、提出した資料の内容について厳しい指摘があった。S主事の真意が十分に理解できるし、こうやって直接言ってもらえることが嬉しい。最初は「お客さん」だったが、遠慮から脱却し、こうやって本気で向き合ってくれるようになったと思うと、少し時間はかかったが、一員として認められた感がする。
設計内容などをコンサルとやりとりしたりしていたら、いつの間にか昼になっていた。
非ライブカメラ |
時間が経つにつれて、職場の雰囲気が変化してきたような感じがする。コミュニケーションも4月に比べたらはるかに活発になってきた。そして、T班長が最近醸し出す力強い雰囲気は、とても頼もしい。
業務終了後、やや肌寒くはあるものの、少し回り道をしてみる。松岩から尾崎千岩田へ。嵩上げの行われていない地区では、川の水面が近すぎて、親水というよりも恐怖が大きくなる。
そして、海沿いの道を走る。普段通っている東浜街道から数100mしか離れていないのに、その表情は全く異なる。
大島と亀山 |
津波の流れに沿う防潮堤は、殆ど破壊されていない |
夜遅く、最近第二子が誕生したばかりの、20年来の付き合いがある悪友のTから連絡があった。出産直後の一人暮らしモードで、つかの間の独身生活を送っているとのこと。以前からこのタイミングで来気したいと言っていたので、9月上旬に迎え入れることになった。阪神・淡路大震災を直に経験している彼にとって、今の被災地はどのように映るのだろうか...