2013年8月3日土曜日

#190 定例会

しつこく鳴り続けるスマホのアラーム、時刻を見ると9時。グダグダしているのももったいないので、身支度を整えて出発する。

タクシーで仙台市博物館へ向かう。前回仙台城を訪問時に、時間の都合からスルーしてしまったので、ようやく念願が叶う。
今は特別展で滋賀の博物館の所蔵品が展示されているが、時間の都合もあるのでキャンセルし、常設展のみ見学することに。夏休みとあって来客が多い。ストロボを使用しなければ館内撮影が出来ると確認し、中に入る。

仙台の歴史を一通り学べるようになっており、いくつか興味深いものが...
水沢や大船渡は、宮城県が良かった?
政宗公
1646年と1668年の大地震の記録。1611年には慶長三陸地震。
ひときわ大きい「奥州仙台領国絵図」。今と昔の地図を比較してみたり。
人の大きさに注意
気仙沼~陸前高田
そして、今回の最大の目的だった、慶長遣欧使節の所蔵品コーナーへ。紹介映像を途中から閲覧し、展示室へ。ちなみに、所蔵品の多くは国宝に指定されている。
支倉常長像
ローマ市公民権証書
慶長遣欧使節とは、伊達政宗が支倉常長を当時のスペインやローマへ派遣したものである。最先端のテクノロジーを用いた船が石巻で建造され、メキシコ経由でヨーロッパへと渡り、キリスト教宣教師の派遣や交易の約束を取り付けることなどを目的としていた。とある説では、慶長三陸地震の復興を目的としていたともあるが…

ミュージアムショップで「ジュニア版支倉常長」や松川だるまを買い求めているころに連絡が入り、急ぎエントランスへ向かう。公私ともにお世話になっているH先輩とK君と合流。

牛たんを食べたいという希望を叶えるため、ひとまず仙台城址へ。三重のM先輩からは他に店があるのに...と揶揄されるが、伊達の牛タン本舗でおいしいと連発していただく。
自分はタンシチュー
そして、宮城、仙台を代表する政宗公騎馬像。
ボランティアガイドさんがたむろするブースで、パンフレットをいただく。「どちらから?」と訊ねられ、三重からと答えると、午前中にも三重からの来訪者があったとのこと。

引き続き、日本三景の一つ松島へ。途上、H先輩から東北地方梅雨明けの報が告げられる。ようやく、長かった梅雨が終わった...しかし、夏は短そうな予感がする。

松島では遊覧船が定番だが、船が苦手なお二人だったので、陸から眺めることに。
五大堂
松島遠景
震災の祈念碑
周囲を少し散策し、引き続き三陸道を北上。桃生津山インターで降り、45号線へ。
志津川の市街地やさんさん商店街、岩井崎などなど、自分の働いている街を見てもらう。

宿に荷物を置いてから、気仙沼の街へ繰り出す。しかし、行こうと思っていた店は3件連続で満席...ようやく四件目の呑べに空席を見つけた。
お目当てだったハーモニカは品薄のため食べられなかったが、遅れてやってきたカツオの刺身を激賞していただく。夜の気仙沼も堪能いただけてよかった。

四日市で勤務していたときは、定例会と称し月一で集まっていたこのメンバー。熊野に転勤で少し間隔が空いてしまったが、先月の四日市、そして今日とやや定例会の様相が示せているのはうれしい限り。

明日7時半の合流のため、今日は解散となる。汗もかかない冷涼な気仙沼を、歩いてベースキャンプへと戻った。