2013年8月6日火曜日

#193 初体験

2度寝してしまい、既に危険時間帯に突入していた。猛ダッシュで準備する。すると、防災無線から広島の原爆による犠牲者への黙とうを促す放送が流れ、1分間黙とう。
2号機でダッシュしたら、職場への到着はいつもとさほど変わらない時間だった。

いくつかの処理を済ませて、歌津の現場へ向かう。まずは型枠の検査。チーム白老も今週末でお盆休みの一時帰郷。暑いから帰ってこないとかはご勘弁くださいね!と、無事の帰省をお祈りする。

引き続き、近接する現場のボーリングの検尺を行う。過去に担当現場でボーリング調査を行ったことがないので、初めての出来事。N値とかケーシングとか、昨年一土施の試験を受けておいてよかったと、胸をなでおろす。
「ボーリングやったことありますよ、スコアは200…」とかつまらないことを言って場を和ませる。ボーリングの親方は、親切にいろいろ教えてくださった。
管理技術者と少し打合せを行う。この現場は急きょ引き継いだところだが、スムースに移行が出来そうな感じだ。
続いて、また近接する現場でボーリング機械設置状況を確認する。歩いていけるくらいに現場が近いので、同時に3つ見ることが出来るのはメリットが大きい。
非ライブカメラ
帰庁すると、机上に桃が2つ置かれていた。同僚から「三重の人が置いて行かれましたよ・・・」と。そういえば、先週大船渡に来ていたO先輩が、また来られると仰っていたっけ...

早めに業務を終了させ、一路大船渡へ。しかし、道中はあいにくの雨で、大船渡に到着してもやむことはなかった。
今日から開催される大船渡盛町の七夕まつり。昨年は門外不出(?)の山車が愛知県安城市にやってきて、自分も引き回しに参加させてもらった。大船渡での本番は、家庭的事情もあって参加できなかったので、本場では今日が初めて。
1年前の安城にて
本来であれば山車を引き出して展示する予定だったが、中止となってしまった。吉野町公民館でねまってから、出来上がった山車を見て、祭りの会場へ向かうことにした。
デビューは明日へ延期
メインの通りは七夕の飾りが付けられ、いつになく賑やかな雰囲気になっていた。このころには雨も小降りになってきた。
中心となる盛駅前に向かう。震災以降、七夕まつりで繋がった愛知県安城市の方々も多数訪れている。開会挨拶ののち、安城名物のバルーンリリースが行われた。風船には一つづつ願い事が書かれている。ちょうどいいタイミングで虹が出てきた。
リリースを待つ群衆
大空へと放たれる
その後、道中踊り。
塩コショウのたこやき
かなりたくさんの人、人、人。
浴衣姿の戸田市長
大船渡市役所派遣時代にお世話になった方々にお会いしたり、夜店でなにやら買い求めたり。涼しい風が吹く、過ごしやすい夏祭り。三陸は避暑にもってこい。

震災前は、おそらく地元が主体で、来場者も地元の方が多かったイベントと思う。今はAllHandsVolunteerのOB・OGや全国からの派遣職員、震災で繋がった人たちなど、非常にバラエティに富んだ参加者にあふれている。いろいろコーディネートしてくださっているK主任が、「昔はもっと人がいたんだけど…」という言葉が切ないが、今はこうして賑わいを見せている。

街の復興が進むと、いまこの場にいる、見物する人、準備を手伝う人たちがグッと少なくなってしまうだろう。そうなっても、祭りは続いて欲しいと思うのは勝手な願いだろうか。
大型プリンターで武者絵を、ろうそくの代わりにLEDを...これでは風情がなくなってしまうかな...

前日ということもあってか、予想以上に人が退けるのが早く、いつの間にか辺りにはほとんど人影が見られなくなっていた。吉野町公民館の近くでは、なんと蛍が...
明日はいよいよ本番。天候に恵まれることを期待しよう。