Hという施工箇所の現場立会のため出発しようとすると、N技師が同行を求めてきたので一緒に向かうことに。25年生のパジェロは、今日も軽快にエンジンが始動する。
車内では、あまり職場で大っぴらに語れないことについて話をする。プロパーVSプロパー、プロパーVS派遣職員、プロパーVS任期付職員。幸い、自分とN技師、自分とK氏、自分とH主事やA主事は良好な関係が築けているが、このままいくとグループ崩壊の危険性も秘めている。対話が不足しているのか、信頼関係がうまく構築出来ていないのか...その原因は自分の努力不足にもある。
一堂に会して話し合いをしても、このタイミングでは逆効果だろう。大過なく過ぎればよいと思ってしまえばそれまでだが、プロパーと派遣の接点はN技師と自分が行い、それぞれが意見を聞きながらメンバー間の信頼回復をする必要がありそうだ。
Hという施工箇所に到着し、現場代理人氏と細部の確認を行う。引継ぎという意味でも、これからN技師には現場に同行してもらうことにしよう。
引き続き、生コン仮設プラントに書類を置いて、役場建設課へ。Iという施工箇所について打合せを行ってから、N技師主体で林道関係の打合せを行ってから、歌津にある飛上で昼食。
引き続き、Iという施工予定箇所やNという施工箇所を見て回る。隙を見せるとあっという間に周辺の環境が変わってしまうが、ここも同様だった。
近隣では直立提の建設が始まっている。 |
鉄路の失われた橋梁が切ない |
将来のイメージは困難 |
合庁へと戻り、いくつかの頼まれごとなどを順にこなす。A主事から頼まれごとがあったが、「ごめん、4番目になるけど...(笑)」と答えるが、プライオリティを上げて3番目に持ってくる。
業務終了後、K氏、U氏と派遣職員だけで忘年会を開催する。より道に行くと、「今日は時化で水揚げがないけど…」とママが話すが、自分の顔を見て「何とかする!」と。この店も顔なじみになってしまった。
自分も含め、それぞれの不平不満を聴きながら、残された3か月で何が出来るか方向性を探る。
河岸を隣のsecret0に変更し、議論は継続する。
入庁3年目の22歳でありながら、考えや将来ビジョンをしっかり持ったU氏には、宮城県の若手職員へ影響を与えるという役割を、公共事業の経験が長いK氏には、次に来る派遣職員に対して、業務引継ぎ以外にどういった内容を伝えればよいのか、また研修カリキュラムなど組んでみるという役割が担えそうだということが分かった。
時間的制約から、広く遍くという取組は不可能である。対象を絞って切り込んでいけば、これからの宮城県に役に立つことが出来そうだ。もちろん、それにはN技師やW技師、高知のO氏、治山班の協力も欠かせない。
結構いい時間になったので、散会とする。近い将来、それぞれがそれぞれの所属に戻ることになる。戻ってからも、付き合っていきたいいいメンバーに恵まれたなと、改めて思った。