少し早めの職場には、S総括が既に出勤されていた。急ぎ手を動かし、やるべきことをやってから出発する。今日はK氏と二人旅となる。
284号線経由で若柳金成から東北道へ。途中、路側の雪を見て切なくなる。まだ12月も初旬なんだが...
順調に、富谷町にある公務研修所に到着する。ほぼ1年ぶりの訪問だが、相変わらずその威容を漂わせていた。
ロビーで治山班のS主任主査、M技査、同僚のH主任主査、N技師と合流し、講義室へ向かう。
この研修所で、治山技術検討会が行われる。仙台からはK技査が、東部からは高知のO氏、A技師と顔見知りのメンバーが集まる。
冒頭、M技査から防潮堤の整備の背景や技術基準などの解説が行われる。既にこの内容に基づいて作業を進めているが、改めて考え方などをきちんと整理したいので、いくつか質問を投げかける。そして、来年度の派遣職員のために、この説明を早い時期に行ってほしいこと、使われているドキュメントを配布してほしいことを伝える。
昼は食堂で食べることに。今日は市町村中堅職員研修、新規採用職員研修、5年目職員研修が同時に開催されているため、食堂は大賑わいである。
ロビーで東部のO氏といろいろ話をする。来年の高知訪問が決定した。
午後は災害復旧を行っている各現場の説明となる。残調時も確認しているが、多くの視点で現場のことを知ると、様々な意見が出てくる。今動いているからだろうが、余計にディテールまで気になってくる。
自分の担当現場について、今までの協議に基づいて作業を進めていた内容について、少し覆りそうになる。いや、それだけは勘弁してほしい...またストップしてしまう...
その後は施工上の疑問点など、事前に提示されていたものについて議論する。しかし内容が濃密すぎて1項目に30分もかかってしまう。ううっ...昨年も類似の検討会が開催されたが、その時よりもはるかに濃くなっている。
ひとまず本日の部は終了し、懇親会となる。当初は研修所の食堂を予定していたが、大量の研修生がいる中では、いささか厳しい。泉中央駅まで向かうことに。
会議の後の懇親会は欠かすことが出来ない。昼間は見えないパーソナリティが、夜になると明らかになる。K氏がH主任主査を見る目がすっかり変わっていた。
宴のさなか、災害情報学会のA氏から電話が入る。森林関係で少しやり取りしていた内容について、望んでいた情報が手に入る。持つべきものは仲間である。
花巻わんこそば大会への出場を決めてから、22時に散会となり、宿舎へと戻る。
ゴルフ場の風呂を彷彿させる大浴場に入る。なんとなく、熊野の寮を思い出した。すると、先に入っていたN技師が背中を流してくれた。普段も他人思いのN技師、その気持ちを忘れずに成長してほしいと願う。
今日は写真がないので、去年の写真をば... |