2014年12月17日水曜日

#691 アイデア

気仙沼では幸いにも雪は積もらなかった。しかし、気温はかなり低い。いつものように準備して、いつものように出勤する。

今週のスケジュールを考え、捌いておきたい書類をダッシュで作成する。決裁文書の頭に「至急」と書いた付箋を張り付けておく。若干手こずったものの、何とか終わらせることが出来た。

午後、霞が関に出向いていた治山班のメンバーより朗報がもたらされる。これでようやくIという施工予定箇所を前に進めることが出来る。

15時過ぎ、A主事とともに出発する。当初は25年生のパジェロで出向く予定だったが、雪が積もった上に凍りそうな予感もしていたので、ABSやVSC、TRCといったセーフティデバイスの装備されたプラドで出向くことになる。

市役所A氏は市民課で、自分は観光課で所要を済ませ、南三陸町へ。南下するにつれて、雪が多くなってくる。
志津川自然の家で開催される水漁の防潮堤説明会へ。自分の担当するHという施工箇所と隣接しているため、質疑があれば対応できるようスタンバイしておく。
10数名の地域の方が参加し、説明会が始まる。様々な意見が出されるが、参加者は事業や行政のことを熟知されているので、見た感じは紛糾しているように思えるが、内容は濃かった。

防集団地が完成することで、人の動線が変わる。漁港へのアクセス道路にその内容を反映してほしいとの意見があった。図面をパッと見、コスト増を最小限に抑えたうえで、そのニーズを満たすことのできるアイデアが瞬時に浮かんだ。

会が終わってから、水漁の担当であるT技師にその旨を伝える。すると、役場関係者も交えてディスカッションとなる。いろいろな施設整備も、こういった一つのテーブルで議論できると、いろいろなアイデアも出るし、調整もとても楽である。三重に来たるときは、こういった方法を最初からやるべきだし、やりたい。

20時過ぎ、既に凍結してしまった道を行く。路側で人が集まっている場所があった。どうやら、軽トラが縁石に乗り上げてしまったようだ。
A主事がブレーキテストを行うと、クルマはやや挙動を乱した。

業務終了後、夕食をコンビニで買い求めて帰宅する。
親方にわがままを言って送ってもらったみかんを受領する。先日いただいたみかんは諸般の事情によりご近所に配れなかったので、今回は賞味していただこうと思う。もちろん、自分の分を差し引いてだが。
まるごみかん