2014年12月8日月曜日

#682 助っ人

相変わらずの寒さが続いている。それでもまだ耐え忍べるのは、寒さになれたからなのだろうか。いつものように準備して、いつものように出勤する。外気温は-1℃。

いつもは早く出勤しているN技師が、珍しく自分より遅く出勤する。聞くと、朝の時点で-6℃になっており、クルマのフロントガラスが凍てつき、解凍に時間が掛ってしまったとのこと。恐るべし内陸、恐るべし千厩...

2日間研修で席を空けていたためか、机上には書類がてんこ盛りに積まれていた。ササッと流しつつ、Iという施工予定箇所の設計書修正を行う。これで何度目だろうか...スムースにことが進めば、この手間も省けるのだが、世の中うまくいかない。

あらかた方向性が見えたところで、N技師から来年度計画資料作成のための現地調査への同行を依頼される。本日から稼働開始した新しい仲間、MT・ディーゼルのパジェロで本吉へ出かけることに。

25年目の助っ人は、現代の安全基準からは程遠い装備しか持ち合わせていない。ABS、エアバッグなし。ドアは非常に薄く、軽トラックほどしかない。そして車内はお世辞にもきれいとはいいがたい。しかしエンジンはすこぶる快調、シャシーも入念な点検が行われ、厚く塗装が施されている。しばらくは活躍が期待できそうだ。

丁度昼時だったので、本吉の中心部にある鮨処えんどうへ。自分はすしランチを、N技師は唐揚げ定食を食べる。
住田のI氏からLINEが入る。来週、岩泉で行われる高性能林業機械の見学のお誘いだった。三重では一生見られないかもしれないと考えると、二つ返事でOKする。

そして、現場へと向かう。ここは防潮堤建設を土木事務所が実施し、その背後地に防災林を造成する。震災によって海岸線は大きく後退し、過去に存在したレジャー施設の建物が波打ち際に佇んでいる場所といえばわかるだろうか...

治山事業の実施に当たっては、その効果が発揮される「保全対象」が重要となる。通常事業では、これらの対象から「B/C」と呼ばれる費用対効果が分析される。今回は災害復旧事業ではなくとも、震災復旧の一環なので、B/Cを厳密に問われるわけではない。しかし、保全対象の確認は必須である。
治山事業という雰囲気とはかけ離れている
冬の天気...
ラフロードが似合いすぎる助っ人
かつては遊園地だった
沢山落ちている大きな二枚貝の殻
途中で運転を交代する。やたらAピラーが近く、側面の薄さから、オフセット衝突時に悲惨なことになるのではと恐怖する。

合庁へと戻り、Nという施工箇所に係る打合せを行う。真面目なK現場代理人に対し、少しラジカルな案を提示してみる。目的を達成するためには、様々なアプローチが存在していると思う。

先日の陶芸教室の作品がようやく焼きあがったので、返却が行われている。若干自分のイメージとは異なる作品に仕上がったが...
人の少なくなった職場で、作業を継続する。目標の内容を目標の時間までに終わらせることが出来た。最後まで残っていたO技師に挨拶をして帰路に着く。

既に遅くなっていたので、コンビニで青椒肉絲飯を買い求めて帰宅する。 もっと寒いのかと思ったら、想像よりは暖かだった。
早速、皿にみかんをのせてみる