残された時間がない中、ダッシュで報告会用の資料作成を行う。今日、この日しか手を動かす時間がないので、気持ちがはやってしまうが、遅々として作業は進まなかった。
非ライブカメラA |
この現場に限ったことではないが、被災地の至る所でこういった事態が発生していると思われる。それぞれが個別に動くのではなく、全体を統括するエリアマネジャーや組織が必要だと痛感する。自分たちが同じ立場になった時は、その取組を行おうと思う。
環境省謹製カレアなレンダーをいただく |
気が付けば、職場には自分とW技師しかいなくなっていた。明日の発表会を控えたW技師は、繰り返し練習を行っていた。自分も週末に発表を行うという話をしたとき、どういった話し方をするのかとか、どういったパワーポイントを作成しているのかといった話になる。彼も原稿を読むことを嫌うタイプなので、そこは自分と同じだと思った。確かに、林業系の発表会で原稿を訥々と読み上げる姿は、自分も少し疑問に思っていた。
W技師も帰宅し、ラストスパートに入る。
なんとか資料作成を終え、いざ帰宅しようと思ったら、家の鍵が無い。念のために守衛さんに落し物がなかったか確認すると、ないとのこと。どうせ閉め忘れたのだろうと高をくくり、既に凍ってしまった道を歩いて帰宅する。
ベースキャンプで部屋のドアを開けようと思ったら、なんと施錠されていた。やはりどこかで鍵を落としたらしい。廊下や駐輪場、管理人室の前などを探すが、ない。
寮長に電話しようと、W技師に電話を掛ける。そして、ひとまず避難させてもらうことに。部屋は自分と同じ間取りのはずなのに、驚異的な美しさを誇っていた。
合庁に電話すると、偶然にも総務のT主査が残っていた。マスターキーがあるとのことだったので、W技師に乗せてもらい、合庁へ。マスターキーで開錠してから、再び合庁へ戻り返却。W技師様様だった。
夕食を摂っていなかったので、最寄りのコンビニで降ろしてもらう。ダメもとで「鍵落ちてませんでした?」と聞くと、なんと...心優しい人が拾ってくださっていた。感謝感激!