2014年4月16日水曜日

#446 troika

徐々に春らしい天候になってきている。天気予報では気温に比較して風が強いので、防寒対策をと言っている。ヒートテック的なものは無しで、その代り1枚多めに羽織っていく。
始業直前に電話が入る。運送会社からで、頼んでいたタイヤを届けたいとのことで、玄関前に置いておいてほしいを依頼した。

別室での打合せを終えたI主事から声がかかる。少し衝撃の内容が語られた。残された時間はあまり無い。1日1日を大切にしないと...
最近、宮城県産材を使った住宅への補助制度に関する問い合わせが増えている。ほぼ毎日のように来客がある。あいにく林業振興班は全員不在だったので、S総括に説明を依頼した。

連日の内業を行う。昨日あらかた完成させていた書類を最後までもっていき、K氏にチェックをしてもらう。幸いにもミスは発見されず、データの送付を行う。

昼休み、ダッシュでベースキャンプへと戻る。合庁の別のアプローチにあるサクラは、少し花をつけていた。賞味期限の切れたペヤングヌードルをかきこんだ後、宮城トヨタヘタイヤを持ち込む。
2本ずつPPバンドで縛られていたタイヤは、当然のごとく1号機にそのまま突っ込むことはできなかった。しかし、PPバンドを切る道具を持っていない。ライターで炙って無理やり切断する。もたもたしていたら危うく遅刻しそうになった。

午後、出来上がった書類にN技師の鬼チェックを入れてもらう。T班長が外出し、ちょうど席が空いていたので、N技師、自分、K氏と3名でやり取りを行う。自分の足りない部分を、2人が補ってくれている。いい感じで仕事が回り始めている。

夕刻、農林水産部長が激励に来られる。話の内容はともかくとして、三重とのギャップを感じる。風通しのよい職場を...との言葉に少し違和感を感じた。

今日はまだ明るいうちに業務終了とする。ディーラーに1号機を引き取りに行き、その足で、友人からいただいた清見オレンジとともに、母の元へタイヤを預かってもらいに立ち寄る。偶然、ウニをくださったOさんとも久々に顔を合わせた。

久々にまともな夕食にしようと、気仙沼横丁のまぐろ亭へ。
最新の冷凍船が運んだマグロ
店は寂しかったが、マスターとの会話で盛り上がる。気仙沼の雇用状況、マグロ漁船のこと、再開した海の市のこと。
雇用という面では、気仙沼の未来は少し曇っているかもしれない。また、1年前を比べると観光客がめっきり減ってしまったとマスターは語る。理由はもちろん、第十八共徳丸の存在。復幸マルシェ、南町紫市場、そして気仙沼横丁の3つの仮設商店街の今後も気になるが、それらが担っていた集客の役割は、海の市が担っていくことになるのだろう。

そして、ケープタウンで撮影した写真に目が行く。端好きな自分としては行ってみたい場所だが、マスターはラスパルマスを推奨する。壁に掲げられた世界地図に思いを馳せる。気仙沼は世界とつながっているんだと思った。