新しいメンバーへの挨拶も、2日目ともなるとそれなりに馴染んできた。ネットワークにログインできるようになったK氏に、各種システムの操作を伝える。といっても、時間があまりないので、操作というよりも単なる紹介になってしまった・・・
しばらくして、T技術次長、T班長、N技師、K氏を連れて現場の案内をする。N技師が率先して「道を覚えたいので、運転します」と。ちょうど1年前の自分を見ているようだった。
合庁に一番近い現場から海側を眺める |
震災遺構の候補、気仙沼向洋高校 |
ひかど食堂で昼食となる。比較的混雑していたので、2対3に分かれ、T技術次長とT班長と同じテーブルになる。いろいろプライベートも含めて話をする。
メールで届いていた、チリでの大規模地震とその津波についてテレビで報じている。被害の発生に心が痛むとともに、津波の襲来が気が気でない。
引き続き南三陸町へ。自分の担当しているN、Iという施工予定現場を見てから、歌津の施工現場へ。いろいろな視点で意見を出してもらえるのが嬉しい。
そのあと、Hという施工予定現場を見てから、戸倉の施工現場へ。予定箇所では現在抱えている課題や解決方法など、また施工完了箇所ではどういった考えで設計したのか、また施工したのかを伝える。
N技師と少し話をする。N技師は秋田県の上小阿仁村出身。公共交通機関がバスしかなく、高校通学には3か月で7万円もする定期を使っていたとのこと。自分の住んでいた環境では考えられない。いろいろな格差があることを痛感する。
合庁へ戻り、机上の書類を捌いて、もろもろ事業調整などを行う。
業務終了後、大型ショッピングセンターに立ち寄り、クリーニングに出していた服を受領してから、半額の寿司を買って帰宅する。
電話で三重のY先輩へは近況報告、杣遊会のM氏と諸々打合せを。しばらくして、T氏から電話が入る。新しい職場はまだ混とんとしているようで、落ち着いたら再訪するとのことだった。たぶんそのころには、お互い積もる話もあるだろう。大船渡市役所も、気仙沼市役所も、繋がりのあった派遣職員同士で、帰庁直後もいろいろやりとりがある。幸い、自分もここでそういったやりとりがあることはうれしかった。