2014年4月12日土曜日

#442 消耗戦

夜更かしをしてしまったからか、あまり早く起きる気にはなれなかった。9時過ぎに悪友Tから他愛もないメールが届いたが、見なかったことにしておく。結局、昼まで布団でうだうだする。

1号機のタイヤ交換をしなければならないことを思い出し、今日のスケジュールを組み立てる。まずは洗濯機を回して、新来軒で昼食を摂る。おばちゃんはサービスでオロナミンCをくれた。
やきそば 見たらわかるか...
引き続き母の元へ立ち寄る。開口一番、「タイヤでしょ。」もはやエスパーではないのかと疑う。どうせ今日も出かけていると思われていたようだが、今年の目標があるので...
先週の出来事など少し話をする。時期が時期なので、サクラの話題になる。仙台では満開との触れ込みなのに、気仙沼はいまだ花も見えず…
東北の美しいサクラを熟知している母から、大河原の一目千本桜を明日早く起きて見に行きなさいと伝えられる。しかし、ちょっと遠いな...来週の予定に組み込もうかな。

ベースキャンプへ1号機を取りに戻り、タイヤを積み込んで宮城トヨタへ。半ば強引にお願いをしたので、少し恐縮しながら店内へ。先客に、水漁のT技師が。しばしクルマ談義で盛り上がる。
いつも顔を見かけるスタッフのA氏が、今日はツナギではなくスーツを着ている。聞くと、営業に配属替えになったとのこと。

気温は高いものの、風は強い。やむなく職場に向かい、リミットの迫った作業を進める。
しばらくして、ディーラーから電話がかかってくる。聞くと、夏タイヤの摩耗が深刻で、交換を勧めるとのことだった。RE-11Aというハイグリップタイヤ、3万5千キロという走行距離なら妥当な寿命を迎えたのか。1年半という期間では早すぎる消耗のような気もするが、距離が距離だし...
新しいタイヤの見積もりを出しますのとのことで、一旦電話を切る。

再び電話がかかる。希望している銘柄・サイズでは、想定していた価格を大幅に超え、とんでもない値段になっていた。ほかにもいくつか銘柄を伝え、電話を切る。
三度電話がかかり、期待しているような金額が提示されることはなかった。ディーラーの担当氏も「正直、高すぎますよね...」とつぶやくが、事態は好転しなかった。こういった時に、兄がいたらと切に思う。時間もないので、ネットでタイヤを取り寄せ、交換をお願いするということで妥結した。
S001というタイヤを探したところ、ありえないくらいに安く売っているところを見つける。店の評価は悪くない。チャレンジしてみることに。おそらく、少し製造年が古いか、海外生産品なのだろう。あまり吟味できていないが、今は急ぎタイヤが必要。背に腹は代えられない。

作業が順調に進んでいるころ、オイル交換と洗車が終わったと電話が入る。1号機を回収に向かい、ピットに置かれたタイヤを見る。後輪に履いていたと思われる方は、2~3分山になっていた。前輪側はまだそれなりに山があった。ローテーションを怠った自分のせいではあるが、タイヤと保険はケチってはいけないという家訓に従い、廃棄することに。

また職場に戻り、作業を進める。ようやく自分なりのスケジュールで想定していたところまで進んだ。あとはわざわざ手を動かさなくても自動処理で作業が完了する。そのやり方は月曜日にN技師に聞こう。

かなり遅い時間になってしまったので、やむを得ず吉牛に向かう。店員さんのメカのような対応が、自分が気仙沼にいることを忘れさせる。
今日は行ったり来たりで消耗した。そして、会話のない退廃的な店の雰囲気は、さらに自分を消耗させてしまった...