2014年3月13日木曜日

#412 Minamisanriku meets Mie

朝から天気は崩れる予報だったものの、まだ雨は降っていなかった。強い雨が降る予報だったので、少し壊れてしまっている大きめの傘を持って出かける。

T班長とともに、歌津の施工現場へ向かう。いよいよ一つの大きな現場の完成検査を迎える。
出納局検査課のN検査官をお招きし、受験となる。中間検査を実施済みのため、検査項目は要点を絞った内容となる。書類の検査を終え、現場に向かう。すでに雨が強く降っていたので、カッパを来て現地へ向かう。波が少し高かったものの、消波ブロックのおかげで落ち着いた様子を見せていた。検査は三重は現場に重きを置き、宮城は書類に重きを置く。文化的な違いがあって面白い。

予定より検査が早く終わり、T班長と3日続けて開花屋食堂に行く。カレー、唐揚げ丼と食べたので、今日はチャーハンにする。

Iという施工予定箇所の用地境界確認のため、現場に出向く。約束より30分早くに到着するが、すでに一人めの関係者が訪ねてくださる。確認作業が終わったころ、カッパを着たお二人目が到着、おってI主事も。つつがなく確認作業が終わり、T班長と別れ、I主事と行動を共にする。

16時からHという施工予定箇所で、関係者との現場打合せを予定していたが、一向に天候が回復せず、むしろ荒れてきているので、ご自宅を訪問することに変更した。電話で住所をうかがうものの、スマホのナビには表示されれず...役場で聞くことに。

I係長に訪ねようとしたが、あいにく離席されていたので、いつもコラボっているS上席技術主幹に伺うことに。一生懸命に対応いただき、感謝。「気仙沼ならわかるんだけどね」とおっしゃるので、出自を聞いてみたところ、地元大手の建設業者ご出身だった。発注側と受注側。ポジションは変わったが、目的は同じはずなので...

訪問するお宅は役場からはそれほど遠くないものの、イマイチ地理感のない場所だったので、隘路に入り込んだりと散々手間取り、ようやくたどり着いた。年配のご夫婦が、掘りごたつに招き入れてくれた。
比較的高台に建てられているものの、居間の障子には津波の浸水痕がクッキリと残っていた。床から高さ1m程度のところ。
事業内容を説明し、快諾いただく。「防潮堤を早く作ってけらい」と激励される。確かに、この家庭にとっては切実な問題だ。

出身地や家庭の事情などを話したところ、いたく気に入っていただいたようで、「ここに住むんだったら、ここに家さ建てればいい」と、施工予定箇所近傍の土地を指さされた・・・

豪雨の中、合庁へと戻って諸々作業を終わらせて、業務終了とする。ベースキャンプへと戻り、1号機で南三陸ホテル観洋に向かう。約束時間より若干遅れ、食事会場に直行する。

三重から先日の勉強会でお世話になったKさん、そして4月から気仙沼へやってくる予定のT主査、このホテルの取組をどうしても知りたかったというY副部長とY課長補佐、そして先日からお世話になりっぱなしの、南三陸町役場派遣の鳥羽市職員M氏で懇親会となる。
KさんのFBから借用
それぞれのバックグラウンドが異なるので、非常に興味深い話で盛り上がる。以前訪問した時と比べると、料理が若干シンプルな気がしなくもないが、気のせいかなと...
食事を終え、部屋に戻ってからも懇親は続いた。