そして、杣遊会のM氏から電話をいただく。春になると、アグレッシブな活動が予定されているようで、今から楽しみである。
時折暖かな日差しが入り込む中、少し微睡む。ただ、荷物が到着するまで部屋を出るわけにもいかず、じれったい思いをする。
しばらくして、荷物が届く。注文してあったパソコンだが、箱に「MADE IN CHINA」と書かれていて、少し萎える。前使っていたのはJAPANだったので、モノによって製造工場を変えているのだろう。期待して開梱し、さっそく起動する。
初期設定をして、Microsoftアカウントへログインを試みようとするが、なぜか「M」のキーがおかしい。タッチタイピングで入力しているときは気が付かないのだが、パスワード入力に際して、なぜかエラーではじかれる。よく見たら、MとNのキーが逆についている...しかも、Sのキーが浮いていたりと、初期不良というほどではないが、クオリティの低さにがっかりする。また、初めてのWindows8なので、そもそもどこから何を始めればいいのか悩む。
セキュリティ対策ソフトを起動させ、必要最小限の設定を行い、急ぎ出発する。すでにどうあがいてもセミナーの開始時間には間に合わない。しかも、昨日職場に忘れ物をしてきてしまった。無駄な時間がどんどん費やされるが、あきらめてゆっくり行こう。
いつもの45号線を「上」り、志津川へ。「南三陸町を見つめ未来を語るフォーラム」の会場となるポータルセンターの駐車場にはかなりの数のクルマが止まっていた。今日は気温も低く、風もあってとても寒い。
会場と書かれた張り紙に従っていくと、もぬけの殻になっていた。もうポスターセッションが始まっており、隣の建物に皆移動していた。
倉庫っぽい外観の建物内は、たくさんの来場者で賑わっていた。南三陸、特に志津川湾内の生物の調査に興味がひかれる。いずれの調査においても生物や生息環境がもとに戻ってきていると評価されていた。
Hという施工予定箇所の前浜にアマモが漂着していたことを思い出す。震災後に藻場が激減したそうだが、その後順調に回復しているとデータが示していた。
バイオマス利用の取組や、WWFのバックアップによるMSCの養殖魚版、ASC認証取得の取組など、見ていて勉強になる。
当面、生ごみから発生したガスを利用 |
ASCの取組説明 |
この建物の一角には、ポータルセンターの取組の一つ、アーカイブ事業の成果が見られる。写真とともに、震災後の年表が掲示されている。
メイン会場に戻り、ポスターセッションの〆が行われたのち、講演へと移る。南三陸町には、ここポータルセンターと再建予定の町営ネイチャーセンター、そして環境省が予定しているビジターセンターと、三つのセンターが設置される。これらのセンターをいかに有機的に結び付け、活用するための検討を行うのがこの会である。特に環境省のビジターセンターはHという施工予定箇所に隣接しているので、担当のN氏にも少し挨拶をしておく。
ポータルセンターは集客交流を、ネイチャーセンターは学術研究を、ビジターセンターは自然体験をテーマにしており、きちんとすみわけができている。欲を言えば、同じ場所にと思うが、それぞれ目的が異なっているので、ふさわしい場所に立地するのが当然といえば当然か。
3施設の簡単な説明があったのち、知床財団の岡本氏により講演があった。財団の設置目的から行政との役割分担、課題や悩みについてざっくばらんにお話しいただく。知床は自然環境保全の代名詞と感じているので、この地方の未来を語るにはふさわしいゲストスピーカーだ。
本来ならば、この後のワークショップに参加すべきだが、もろもろくたびれてしまっているので、中座することに。駐車場で先ほどのゲストスピーカー氏と少し立ち話をする。また知床に行きたくなった。
寒風が吹きすさぶ中、防災対策庁舎の撮影を行ってから気仙沼へと戻る。エビナで修理の終わったヘルメットを引き取り、まるきへ。いただいた文旦をおすそ分けする。
寒い日はやはり辛シビ味噌ラーメン |
引き続きWindows8と格闘する。最近はクラウドサービスを活用しているので、ローカルにはあまり何もない。今回はWindows機を購入したが、もはやOSとかどうでもよくなっている。次はMacかChromebookか、iOSかAndroidか。このパソコン、自分にとって最後のWindowsになるのかならないのか...