先日、大雨の中クルマに乗ってしまったので、またしてもドロドロになっている。階上にあるコイン洗車場の「門型ブラシレス洗車機」に投入する。
45号線を南下し、南三陸町戸倉から398号線を走る。最南端の現場まではちょくちょく来ているが、そこから先は一昨年の12月以来。沿岸部の集落は、そのほとんどが被災し、更地になってしまっている。
北上川の橋を渡り、大川小学校の脇を抜け、雄勝町へ。街の中心部だったところには、以前はがれきがうずたかく積み上げられていたが、今はすっかりなくなった。
女川の街を抜け、牡鹿半島コバルトラインに入る。路面はかなり波打っており、ゆっくり走らないとバンパーをこすってしまうようなところも多々。唐桑半島とは違い、地震動による損傷が激しいように感じる。
途中のインターで通行止めになり、コバルトラインから離脱、対面通行の道を走ると、しばらくして十八成浜に到着する。気仙沼を出発してからおよそ2時間半。遠い...
27日から3日間、ここで「牡鹿半島くぐなり浜チャリティー・チェーンソーアート・フェスティバル2013」が開催されている。全国からカーバーが集まり、作品をオークションで販売、売り上げを地元に寄付するという取組である。
栗田さんによるフクロウの製作 |
三重の誇るカーバー、松田玲さんの作品 |
13時からオークションが開催される。今回のイベントを主催している滋賀の高取チェーンソークラブの会長の、軽妙なMCで進行する。
大物は置く場所に困ってしまうので、小さ目のイーグル(頭部のみ)を購入する。幸い他の落札希望者がいなかったので、無事落とすことが出来た。中には、10万円と値の付くものがあり、会場がドッと沸く。
飛び入り参加する、ラグフェアのおっくん |
栗田さん |
捕鯨で有名な街、鮎川へ。
定期船乗り場に向かう。しかし、憧れの田代島にわたりたいと思うも、船便の時間的に戻ってこれなくなるため、やむなく断念する。
定期船乗り場から街を望む |
網地島行のプチ・フェリー「マーメイド」 |
港の一角にあるホエールミュージアムは、残念ながら解体されることになる。クジラの街という点で和歌山県太地町がオーバーラップ。あちらも南海トラフの巨大地震で相当な被害を受ける可能性がある...
展望台のある御番所山へ向かう。ここからは、網地島、田代島、金華山などを一望することが出来る。しかし、展望台に至る道路や駐車場は激しく波打っており、地震の激しさを物語っている。
超絶絶景 |
しばらくすると、東北電力の女川原子力PRセンターがあった。残念ながら閉館時間になってしまったため、通過する。近いうちに訪問を検討しよう。
この道を行くと、女川原子力発電所の建物が垣間見える。福島第一原発と違い、安定した状態にあるため、今、このようにこの場所にいることが出来る。
長い山坂道を抜け、ようやく女川の街に戻ってきた。1年ぶりにおちゃっこ倶楽部に立ち寄ってみる。ソフトクリームを頬張り、三陸河北新報社の写真集を二冊買い求めた。
女川の街を詳しく知っているわけではないので、1年前との状況変化があまりわからないが、土が盛られているところなどを見ると、比較的速いスピードで事業が進んでいるようだ。
街の中で、かさ上げや河川堤防、海岸堤防の工事看板を見かける。
国道の高さ TP+5.4m |
河川堤防のイメージパース付 |
山間の道を抜けると、桜並木が見え、パッと前が開けてくる。追分温泉はいかにも田舎の宿という雰囲気が漂っていて、とてもよい。
ヨタハチ展示中 |