2日ほど前から、大船渡、陸前高田、住田で発行されている「東海新報」をベースキャンプに届けてもらうようにしている。実家で取っていたときはあまり読む機会がなかったが、これで大船渡から南三陸まで、きめ細かな情報を収集することが出来る。
駐車場に見慣れないクルマがいる。昨日も見かけたが、気付いたらいなくなっていたので、今日は写真を撮ることが出来た。
シトロエンDS3 |
自分なりに、防潮堤整備事業や現場のイメージをつかむために、あるツールを使って試行錯誤してみた。いろんな意味で相当のインパクトである。
海から恩恵を受け、海に生きる人たちにとって、そしてこの地域にとって、防潮堤は非常に重要な課題である。しかし、残念ながらその恩恵を受けるであろう未来の人たちは、この議論に参加することが出来ない。そして、思い出すのが大船渡市三陸町吉浜のこと。100年以上前の人たちが、未来を思って成し遂げたこと、そして得られた結果。答えは見えているのか、そうではないのか...
お昼は、同僚にならって「しんや」の日替わり弁当を取ってみた。多種多様なおかずがおいしく、リピーターになること決定である。
非ライブカメラ |
午後、パートナーのS技術主査から資料の引き継ぎを受ける。幸い、直前まで熊野で手掛けていた工種、工法のため、すんなりと呑み込める。しかし、段階確認は気を引き締めないと身の危険を感じたり...
ちなみにこの職場、パブリックスペースは清掃員の方が掃除をしてくださるが、執務室は職員自らが掃除をする。私の所属だけではなく、すべて。昨日、唐突にA総括から「今日は掃除の日なんで...」といわれ、「えっ?」と聞き返してしまった。どうも、すべての事務所というわけではなく、気仙沼オリジナルのような感じである。
そして、この職場は長い。ベースキャンプも長い。合庁も寮も2階建てのため、やたら全長が長い。特に合庁は50m走ができそうな勢いである。
熊野の時もそうだったが、県の事務所はどこも同じで、新採のT君と臨時職員のOさん以外に地元在住の職員はいない。そのため、金曜日はほとんどの方が帰省される。残るのは、当番の管理職と、秋田出身の坊主頭のS技術主査、派遣の2人だけなのかな...
業務終了後、ヒラサワ事務器に印鑑もろもろを買い出しに行く。水上というシャチハタを探していたところ、ちょうどそこだけ抜けている。お店の人に伺うと、「昨日電話いただいていたので、とっておきました」と。坊主頭のS技術主査が電話してくれたが、まさか来るかどうかも分からない客のために残しておいてくれたなんて...とても律儀なお店である。
一旦ベースキャンプにもどり、もう一つ律儀なお店、大手家電量販店に向かう。テレビ接続用の破格のハードディスクが入荷したので、見てから決めてもらえばいいし、いつ来店してもOKと、昨日電話をいただいていた。
店では、自分のミスで誤った商品を取り置きしてもらってしまったが、同等の代替品を同じ値段で用意してもらった...良い店である。
夕食は、鹿折(ししおり)にある「復幸マルシェ」に向かう。途中45号線気仙沼バイパスを走るが、段差があまりにも激しく、自動的に制限速度を遵守することになる。
ベースキャンプに戻りクルマのドアを開けると、少し海の匂いがした。