いつものように、急坂を登って出勤する。職場では、兵庫の地震を気遣う上司がT氏に話しかける。職場も実家も特段問題はなかったと聞いている。T氏は「よその子やから、もう帰ってこんでええ!って言われたわ」と少し憎まれ口を叩く。このノリが関西っぽい。
県庁までの行程があまりにも過酷だったため、同僚にアクセスについてリサーチを行った。
結果、
1 自家用車→一ノ関駅→新幹線(最速で1:40)
2 自家用車(2時間強)
3 大船渡線→一ノ関→新幹線(2:30)
4 バス(2:50)
となった。その他にも、新幹線のくりこま高原駅まで自家用車という手もあるが、駅まで1時間半程度の距離なのであまり現実的ではない。登米市役所からバスも、登米市役所まで1時間程度かかるので、それなら新幹線のほうが...
新幹線は、一ノ関から仙台まで最速23分。やはり速い。
宮城県の人たちでさえ、気仙沼は遠い場所だという。しかし、この遠さゆえ、都会の資本が大量流入することなく、様々な魅力のある街になったのかもしれない。熊野しかり。
非ライブカメラ |
昼間は穏やかに晴れていたものの、夕方にはすっかり雲に覆われてしまい、雨が降りそうな予感。最近は本当に天気が変わりやすい。
業務終了後、大型ショッピングセンターへ。クリーニング店はなぜか大人気で、預けたシャツの出来上がりは23日になってしまった。今日は火曜市という特売日だからか、相当な人出でレジも大混雑。どのようなものが売れているのかはわからないが、消費はそれなりに活発なようである。雨が降る直前になんとかベースキャンプに戻る。
珍しく掃除なぞをした。なんとなく埃っぽかった部屋も、ややきれいになった感がある。買ってきたお得なパック寿司を食べながら、先日録画しておいたBSフジの番組「甦れ!東北の鉄路2013」を観る。
気仙沼市内の本吉響高校の生徒会からの要望書は衝撃だった。高校生が要望書という事実も衝撃だが、BRTではなく鉄路での復活を望んでいることも...
鉄道は、そのシステム自体が人と人とのコミュニケーションを生んでいるような気がする。駅舎に集う人々、車内で向かい合って座る人々...
しかし、この地方での利用者数を考えると、鉄道は役目を終えても不思議ではない。ただ、昨日のWBSでは、鉄道と食の組み合わせが各地で流行の兆しを見せていると報じていた。熊本の肥薩おれんじ鉄道、近鉄のしまかぜ、そしてJR東日本の東北エモーションなど。
気仙沼をはじめ、三陸には豊かな食文化がある。気仙スギの木目が際立つ列車に乗り、リアス式海岸の美しい車窓を眺めながら、ふかひれ、カキ、サンマ、アワビ、ホタテ、ワカメ、ウニ、カツオ、マグロ...数多の海の幸に舌鼓を打つ。
考えただけで、なんだか盛り上がってきてしまった...