2013年6月19日水曜日

#145 その後…

今日は6:40合庁集合出発のため、6時に目覚ましをセットしておいた。目覚めるものの、なぜか非常に危険な二度寝を敢行してしまった...なんとか10分後に目覚めてセーフ。危ない危ない!

結構強めの雨が降っているので、徒歩で出勤する。しかし、スマホを忘れて逆戻り...コンビニで朝食を調達し、なんとか時間に間に合った。

今日は研修を受講するため、M班長、T氏、そしてW技師と大衡村の林業技術総合センターへ向かう。宮城県の地理、地名もかなり覚えてきたつもりだが、まだ名前と場所の一致、距離感、最短アクセスがわかっていない。

途中、センターラインを大きく割って蛇行するキャリアカーに肝を冷やすものの、予定時間より少し早めに目的地に到着した。
M班長のお心遣いで、センターの職員の方々に紹介いただく。このセンターは、試験研究機能だけでなく、林業普及機能も併せ持っており、職員数も三重県より多く充実している。

メンバーが揃ったところで、「林業技術職員研修(手持ち林業機械の基本操作)」が始まる。地域機関から、災害時などの倒木除去や、自力での刈り払いを行うための基礎的な操作を学びたいとのリクエストがあったとのことで、今回の開催となった。対象となる機械はチェーンソーと刈り払い機になる。

それなりに雨が降っていたので、屋内研修となるかと思いきや、私以外の全員がカッパを用意している。しまった...まだ宮城での、この微妙なさじ加減がつかみ切れていない。

センターの職員を講師に、労働安全衛生上の注意事項、使用上の注意や玉切りの方法などレクチャーを受ける。
いざ実践となる。刈り払い機は過去に所有していたこともあり、何度も使ったことがあるので問題ないが、チェーンソーは人生で2回くらいしか使用したことがない。
講師のお手本
倒木を想定した状況下での練習
三重県の林業技師として、杣遊会三重県支部長として、恥ずかしい姿は見せられない。
その他、45°での鋸断や受け口の練習などを行い、午前の部は終了した。
記念撮影
センター近くの「昭和万葉の森」に向かい、園内の万葉茶屋で昼食とする。「牛タン定食」に心奪われ...そして、同席した大河原地方振興事務所のメンバーと遠慮なく内輪ネタで盛り上がる。
テールスープ付きでリーズナブル、うまい!
午後、チェーンソーのメンテナンスを学ぶことに。掃除のポイントやソーチェーンの目立てなど、使っていくうえで最低限必要なことを学ぶ。支援物資としていただいたチェーンソーのメンテナンスも合わせて実施する。
支援物資のチェーンソー目立て中
集材機のシミュレーター
M班長による試し切り
当事務所のチェーンソーは、他の機械に比べると若干不思議な挙動をする。講師の見立てでは、防振装置が一般的なものと異なっているからでは?とのことだった。T氏と「木の伐り方を知らない職員が多い中、こういった研修は有意義で、ぜひ地元でも!」激しく同感である。三重に戻ってから、こういった取組の出来るポジションにいたらやってみよう。そしてセンターを後にし、気仙沼へと戻る。

帰庁後、T班長から急ぎの仕事を依頼される。いるメンバーで手分けして対応する。資料作成途中で疑問点が生じたので確認するが、少しかみ合わない。
今の職場で、まだ業務の核心に迫れていない部分がある。それは信頼関係が築けていないから、というよりも、派遣メンバーが居なくなってからのことを考えた結果なのではないかと思っている。

ぷー太郎時代にお世話になった庭師さんとのやり取りを思い出した。現場に出かける際、自分がクルマを運転しようと申し出ると、必ず断られた。庭師さんいわく、「おまえがおらんくなってから大変になるから、自分でする」と。そういった強い意志が、今の同僚に備わっているのだと感じる。

予定していた災害公営住宅の説明会へは参加できなかったが、帰りにI主事が声を掛けてくれて、途中までクルマで送ってもらえることになった。「お客さんですから、大切にしないと~」と言われるが、早くこの「お客さん感」を払しょくしないと...

復幸小町で下してもらい、久々にエスポワールへ。ディナータイムが終わっていたので、食べたことのないドライカレーを注文する。
なんとなくモヤモヤした気持ちを抱きつつ、ベースキャンプへと戻った。