約束の時間に間に合うかどうか、ぎりぎりのタイミングで起床する。ささっと準備をして、A総括を迎えに行く。今日は「森は海の恋人植樹祭」へと参加するため、大川の上流、岩手県一関市室根町の「矢越山ひこばえの森」へと向かう。
内陸に進むと、晴れ間が見えてきて車載温度計もぐんぐん上がる。駐車場には既に多くのクルマが止まっている。会場まで2kmの山道を歩く。少し厚手の服を着てきたことに少し後悔する。
会場には、凄まじい人、人、人...今日の参加者数は1400人とのこと。
太鼓の演奏で会は始まり、地元の第12区自治会長のあいさつがあり、牡蠣の森を慕う会会長の畠山重篤氏が登壇。その風貌からして、もはやカリスマ...
引き続き、一関市長、気仙沼市長や来賓のあいさつがあり、そしてゲストスピーカーの田中京都大学名誉教授が登壇。「コンクリートの防潮堤には反対!」と仰る。えっ!
引き続き、植樹の説明が行われる。今回は50aに1500本の広葉樹苗を植栽する。樹種は、ミズナラ、コナラ、カツラ、ミズキ、トチなどなど20種類以上。ただ、参加者が1400人なので、一人1本の割り当て。
植樹会場はもともと人工林で、分収契約満了にともない皆伐がなされた場所である。その伐採跡地に植栽を行っている。
植樹会場に近づくと人で渋滞している。
右上が植樹会場 |
唐鍬で穴を掘るが、以前の熊山での植樹に比べたら余裕である。フワフワの土だが、伐採後も表土が流出している感じもない。余裕をかましていたら、地元CATV局から取材を受けた。
余裕の記念撮影 |
植樹を終え下山し、麓で行われている「こっとんこ水車まつり」に顔を出す。
地元大東高校の鹿踊りや、出店などかなり賑わっている。
performed by JK |
かきごはん |
A総括にその旨を話すと、今は財政的にも東日本大震災の被災地にかなり配慮されているが、近い将来別の大規模災害が発生すると、この状況も大きく変化するだろうと危惧されている。先日の、チリ地震津波と財政再建団体の話を思い出した...
海、森、街、人、文化、暮らし...
一方的な押し付けではなく、様々な主体がお互い立場や思いを考え、そして「慕う」ことによって、調和のとれた復興が成し遂げられるのかな...
その後、千厩にあるニューカマーの宿舎を訪問し、帰宅。少し横になったら夜になってしまった...