第一の目的地、市内にある徳仙丈(とくせんじょう)山へ。ベースキャンプからひたすら西に向かう。前回86での登頂を断念したので、今回は3号機でアタックする。
立派な舗装路が終わり、ダートに入る。前方を3台のクルマが走っているが、イスト、エブリィが脱落し、三菱のエアトレックのみが快調に走っていく。途中、かなり前を走っていたプリウスも脱落。
一見フラットダートのように見えるが、轍の部分はブルが走ったかのように細かな凹凸が延々と続いている。凹か凸か、いずれかにタイヤが接するとどうも滑っているようで、上下動だけでなく不思議な感覚に襲われる。
山頂近くの駐車場は満車だったが、二輪車ということで入れてもらえた。結構な数の自家用車と数台の観光バスが止まっている。バイクを置いて、いざ展望台へ...しかし、暑い。のども乾いたので途中の露店で200円のプレミアム緑茶を買い求める。
若干急な坂を登る。体力の低下を痛感する。途中かなりの人とすれ違い、何人かが挨拶をしてくれた。山登りの魅力でもある。
そして、満員御礼に近い状態の展望台へ。着ていたライダースジャケットとトレーナーを脱ぐ。
左は室根山、右は大島の亀山 |
道を調べようとかばんを漁るも、地図を忘れてきてしまった...観光案内ブースの方に道を尋ねる。
西側に抜けようと、ダートを下る。途中曲がるところがあったので、教えられていない道にあえて入ってみる。この地方の林道はどこもきちんと整備されていて走りやすい。
いつの間にか岩手県に入り、田園風景の中を栗原市若柳へ向かう。新緑のさわやかさが気持ちいい。
先月タッチの差で逃したくりでん試乗会の会場、若柳駅へ。途中大盛りのざるそばを食べなかったので、余裕をもって到着。切符を買い求め、13時からの試乗会に滑り込む。
くりでんは、くりはら田園鉄道の略称。2007年に廃止されたが、くりでん保存愛好会の手で月1回運転会が催されている。会場にはむすび丸やマインくんの着ぐるみも。
昭和テイストたっぷりの待合室 |
ピカピカのKD95。車いす用スロープ完備 |
お一人様多め |
車両についているエンブレムは栗駒山と馬 |
元名鉄のKD10形 |
栗原電鉄生え抜きのM153は、昭和30年製 |
M153車内。木製のインテリアが最高。 |
ED203 |
手書きの駅名票 |
懐かしい雰囲気 |
引き続き、花山地区へ。栗原市は平成の大合併で10町村が合併し、面積は800km2超と宮城県内で最大。三重県だと津市のような状況かな...
途中見かけた水車 |
展示物で特色のあるモノはなかったが、職員の方が撮影した鳥の写真は秀逸だった。係の方が何度か出入りされているにも関わらず、挨拶以上に話しかけられることはなかった。展示内容にそれほど差のない大窪山は、M館長のトークが最高。これが決定的な違いだろう。
自分も以前はこのような学習施設にいたときもあったので、偉そうなことは言えないが...
周辺はきれいに整備されています! |
なぜか三重県立博物館からの資料がたくさん! |
こういった資料館めぐりが好きなのだが、あいにくここも自分一人の貸切。管理人さんに「歩いてきたの?」と言われた。確かに、丁度見えない場所にバイクを置いたから...
閉館時間が迫っているため、非常に興味深いビデオを途中で切り上げることに。充実した展示を見ていると、どうやら12年前に来たことがあるような感じがしてきた。
質の高い展示品を眺めていると、管理人さんがやってきた。三重出身気仙沼在住であると告げると、三重ってどこにあるの?と聞かれる。不味い、PRが足りない!
自分の身の上話などをしていると、2年前の発生した深刻なイベントのことをかなり入念に聞かれる。この管理人さん、結構相談員をされているとのこと。帰り際、必要あらば連絡してきなさいと告げられた。うーん、どうしようか...気に入られたのだろうか...
日が傾きかけてきた栗原を東へと向かう。途中、くりでんの廃線跡の写真を撮っていたら、自転車でやってきた方に話しかけられた。この方、くりでん愛好会のコアメンバーで、今月は近鉄を訪問するとのこと。これからもどんどん魅力アップしていくので、また来なさいよ、と告げられる。
くりでんのレールはほぼ全線でそのままになっている。なぜ?と伺ったら「これは財産だから」と。
畑でとれたいちごもいただいてしまった。
道がよくわからないまま、なんとなく東に向いて走っていると、元来た道に戻る。行きは気付かなかったが、四日市のバス停を見つけた。今度はこの画像を使って「四日市なう」という投稿をFBに載せてみよう。
真っ暗になった284号を気仙沼へ。T班長が絶賛していた「麺来(めんこい)」というラーメン店に。人気のお店で待っているお客さんもいるが、お一人様なのですぐに案内してもらう。
普通な感じ |