2013年5月10日金曜日

#105 ひろがる、つながる

いつもの時間に目覚めるものの、スマホのアラームの停止ボタンを押して、そのまま二度寝してしまった。気づいたらかなりシビアな時間...なんとか朝御飯をかきこんで、ダッシュでベースキャンプを出発する。

パートナーの手が少し空いたようだったので、以前作っておいた書類のチェックをかけてもらい、その隙に次の業務に関連する資料作成を行う。この資料も、第三者による突然の予定変更がなければ作成する必要がなかったが、変更内容も被災地内での話なので、やむを得ないこととして納得しておこう。

書架からチューブファイルを取り出すため、その前に置かれていたペーパーパンチを動かすと、突如底が落下し、中にたまっていた削孔カスがあたりにぶちまけられた。急な出来事に少し驚いたが、何事もなかったように掃除機で残骸を取り除く。
非ライブカメラ 安定した晴れ
午後、自分の手掛けている事業に関しての会議が開催され、無事承認が下り、ようやく前に進むことになった。もちろん、これからも様々な手続きが必要で、足止めを食らうことも十分考えられるが...

資料作成を続けていると、どうしても解読不能な内容があり、パートナーのS技査(技術主査)に確認する。あ~、腑に落ちた!

業務終了後、兵庫のT氏とW技師と懇親会をする。会場はもはや定番となった「より道」。カウンターに陣取り、仕事のことやプライベートのこと、地域のことなどなど、よもやま話で盛り上がる。
20時前に岩手からの来客も合流する。すると、T氏はなぜか隣の席のおんちゃんたちと意気投合し、相当な盛り上がりを見せている。
ハーモニカ焼
しばらく歓談していると、背後の座敷にいる団体さんが「三重...」と話をしているのが耳に入る。若干躊躇するものの、知らない人たちの中に勝手に乗り込む。
実は、この団体は同じ立場の方々で、今は本吉にある南三陸支所駐在の派遣職員たちだった。三重の方は、愛知県から派遣されており、お住いが三重県にあるとのこと。ベースキャンプに止まっている三重ナンバーの持ち主だった。
「なんか、ニューヨークで友達に会ったような感じだ!行ったことないけど...」と名言が発せられ、もろもろ意気投合する。

他にも、店内には時々お見かけする市役所の方も見えて、名刺交換をさせていただく。あまり外出の機会もないので、こういった場所でいろいろな人と繋がっていくのはうれしい。やはり、うちの合庁でも拡大懇親会を開催しようと思う。

一次会はいったん終了し、二次会でカラオケに向かう。岩手の来客が、気仙沼の友人を招いてくれた。この方は大船渡で仕事をしており、Kojikaのマスターとも懇意の仲。主にITを中心とした支援活動を行っているとのことだった。

人と人のつながりが、新たなコミュニケーションの輪を拡げていく。そんなことを実感できるひと時だった。